志免町議会 > 2019-03-05 >
03月05日-03号

  • "ネグレクト"(/)
ツイート シェア
  1. 志免町議会 2019-03-05
    03月05日-03号


    取得元: 志免町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-18
    平成31年第1回 3月定例会1 議 事 日 程(第3号)   (平成31年第1回志免町議会定例会)                                    平成31年3月5日                                    午 前 10 時 開議                                    於   議   場 日程第1 一般質問番号質 問 者件    名要旨・質問内容質問の相手5丸 山 真智子1.児童虐待防止DV防止対策について。(1) 昨年の9月議会で結愛ちゃんのような虐待死があってはならないと質問したが、また、心愛(みあ)ちゃんの虐待死が起きた。志免町での対策を質問します。  ①児童虐待通告相談件数は。ドメスティックバイオレンス(DV)相談件数は。  ②今回の痛ましい虐待死事件後、関係課(子育て支援課、健康課、教育委員会、まちの魅力推進課)はどのような検証を行ったのか。   特に「先生、どうにかできませんか」に学校ではどう対応し、救済につなげるのか。   弁護士などの専門職のサポート体制はできているのか。  ③DV対策児童虐待防止の連携は十分か。転入・転出時の連携は十分か。  ④アドボカシー(子どもの権利擁護活動)制度やその担い手であるアドボケイトについての調査研究は。  ⑤家庭の孤立化に対応するためには地域の見守りも重要。   民生児童委員の役割は。子ども食堂などの必要性は。行政としての支援は。  ⑥自治体としての責任は重いと思うが、防止への決意を町長と教育長に問います。町長 教育長2.弱者(高齢者、障がい者)に対する虐待等防止への取組みについて。(1) 社会的に弱い立場の人が、辛い状況になってはならない。  防止と対策を質問します。  ①高齢者、障がい者本人が救済を訴える時、どういう方法があるのか。そのことの周知は。  ②通告・相談件数(※本人とそれ以外)。どう対応しているのか。十分か。  ③高齢者だけでなく、子ども・障がい者などだれもが安心して暮らせる町や地域づくりの新たなキーワードとなる「地域共生社会」や「我が事・丸ごと」への意識改革が必要だが進んでいるのか。町長3.「ふるさと大使」任命について。(1) 志免町の魅力発信、PRのために「ふるさと大使」を任命したらどうか。  ①映画「めんたいぴりり」を観られましたか。   志免町(桜丘)出身の女優である富田靖子さんが活躍。   「ふるさと大使」にお願いできないのか。   志免町のPRのために、そういった発想はないのか。町長6末 藤 省 三1.教育について。(1) 特別支援学級児童激増対策について。  ①特別支援学級の現状と課題。
     ②特別支援学級の今後について。   ⅰインクルーシブ教育について。  ③糟屋郡内に特別支援学校の建設(九大農場跡地)。  ④特別支援学級特別支援学校の設置基準はどうなっているのか。町長 教育長2.国保について。(1) 国保の現状と対策について。  ①国保の全国知事会、市長会の提言をどう認識しているか。  ②滞納及び差し押さえの実態をどのように考えているのか。町長7古 庄 信一郎1.新聞報道での「須恵町におけるAI活用による窓口業務民間委託事業の、志免町・宇美町との連携委託」報道の真意と窓口改革について。(1) 1月30日の西日本新聞報道による「須恵町のAI活用による窓口業務の民間委託事業と志免町・宇美町との連携委託」報道の真相及び経過の認識について。  ①新聞報道の認識。  ②須恵町からの投げかけはあったのか。  ③議会も知らないのに報道が先行する事態の認識は。  ④前例の教訓は活かされているのか。 (2) 昨年3月議会で「窓口改革と改修」について、予算が上程され議会側がこれを削除した。これとの関連について。  ①窓口改革及び改修の考え方。  ②想定されるAI活用による窓口業務民間委託のメリット、デメリットについて。  ③今後の対応について。町長2.世利町政下、古庄の過去4年間の主な一般質問に対する行政の対応について。(1) 世利町政1期目4年間に於ける古庄一般質問の主な事項に対する行政の取り組み経緯及び結果について。  ①公民館建替え問題について。  ②歴史資料館について。  ③地方創生事業の評価。  ④合併問題への取組み。  ⑤福祉巡回バスの見直しとあり方町長2 出席議員は次のとおりである(12名)  2番  寺 田 秀 和              3番  牟田口 武 史  4番  安河内 信 宏              5番  吉 田 大 作  6番  助 村 千代子              7番  野 上 順 子  8番  丸 山 真智子              9番  牛 房 良 嗣  10番  大 西   勇              11番  古 庄 信一郎  13番  二 宮 美津代              14番  末 藤 省 三3 欠席議員は次のとおりである(0名)4 職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名(2名)  議会事務局長  世 利 秀 剛          書記      平 山 聡 彦5 地方自治法第121条により説明のため出席した者の職氏名(21名)  町長      世 利 良 末          副町長     丸 山 孝 雄  教育長     高 橋 秀 喜          会計管理者   権 丈 伸 吾  総務課長    牛 房 大 和          まちの魅力推進課長                                   内 野 克 志  経営企画課長  池 松 貴 恵          税務課長    徳 永 康 國  住民課長    高 山 真佐子          福祉課長    作 本 和 美  福祉課参事   本 田 真由美          健康課長    長 谷 正 実  子育て支援課長 藤 野 和 博          生活安全課長  圓能寺 豊 博  都市整備課長  山 内 昭 広          上下水道課長  安 楽   実  学校教育課長  太 田 成 洋          学校教育課参事 仲 村 夏 江  社会教育課長  前 田 憲一郎          総務課長補佐  二 村 研 司  経営企画課長補佐篠 原 優 人            ~~~~~~~~~~~~~~~~              開議 午前10時00分 ○議長(大西勇君) これより本日の会議を開きます。            ~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 一般質問 ○議長(大西勇君) 日程第1、一般質問を行います。 順番に発言を許します。 8番丸山議員。質問時間30分です。 丸山議員。 ◆8番(丸山真智子君) おはようございます。8番の丸山と申します。通告に従いまして一般質問を始めさせていただきます。 私の今回の質問は虐待についてでございます。私がこういった質問をしないでいいような社会になってほしいということを願いながら質問させていただきます。 まず、児童虐待についてでございますけれども、きのうも同僚議員のほうから質問がございました。東京の目黒区で両親から虐待された結愛ちゃんの問題があった後に、今度は千葉県の野田市の小学4年生の心愛ちゃんの虐待死の痛ましい事件がありました。本当に続いています。その後また2月22日の新聞に、今度は筑紫野市で、小学校の2年生の長女を縛り、水風呂へというような事もあっております。 そこで、私は昨年の9月議会で児童虐待について質問いたしました。そのときに、見つけたときにどこに通告していいかわからないので、せめて広報ぐらいにその通告先というか、それを載せたらどうですかというふうに質問いたしましたけれども、その後掲載されません。そういった、すぐできることもできないという、それはどうしてなのでしょうか。そこから質問いたします。 ○議長(大西勇君) 藤野子育て支援課長。 ◎子育て支援課長藤野和博君) 広報の掲載でございますけども、児童虐待だけじゃなくて障害者、高齢者虐待、DV等の分で、DVは女性相談窓口は掲載されてたと思いますけども、そこら辺のとこで紙面の関係とかで協議を行ってるとこでございます。早急に対応したいと思います。申しわけございません。 ○議長(大西勇君) 丸山議員。 ◆8番(丸山真智子君) どうして、お金もかからない、すぐできることがされないのかっていう、そういう小さいことが大きいことにつながっていくというふうに思うんですね。そこでまず、児童虐待の通告、相談件数、ドメスティック・バイオレンス、DVの相談件数はどういうふうに志免町ではなってるのでしょうか。 ○議長(大西勇君) 藤野子育て支援課長。 ◎子育て支援課長藤野和博君) 私のほうは、児童虐待に対する通告、相談件数についてお答えしたいと思います。 通告、相談を受けた件数は、平成29年度で150件でございます。通告、相談者は、家族、親族によるものが19件、警察19件、保育園、幼稚園、学校等が43件、医療機関が6件、その他関係機関、児相であるとか健康課であるとか民生委員さんとかですね、28件、近隣、知人が7件などとなっております。 虐待の件数でございますけども、同じく29年度で39件、虐待の種類としましては身体的、ネグレクト、心理的、性的虐待などがございますけども、29年度は39件中、24件がネグレクト、身体的虐待が9件、その他の種類につきましては件数が少数のため非公表とさせていただいております。 以上です。 ○議長(大西勇君) 内野まちの魅力推進課長。 ◎まちの魅力推進課長(内野克志君) 私のほうからはDVの相談件数ですけど、役場へのDV相談件数は29年度で4件となっております。そのうち、DV、配偶者等からの暴力と判断されたのは2件でございます。 以上です。 ○議長(大西勇君) 丸山議員。 ◆8番(丸山真智子君) そうしましたら、結構虐待の件数は多いのではないかなというふうに思っていますけれども、これについて、きのうも質問ございましたけれども、とてもこれは厳しいなというような、そういうふうなときの対応策はどんなふうにしてあるんでしょうか、児童虐待について。 ○議長(大西勇君) 藤野子育て支援課長。 ◎子育て支援課長藤野和博君) 児童虐待について大変厳しいなというのは、実際虐待が認められるケースだというふうな認識でお答えしますけども、基本的に通報、通告がございまして、安全確認をさせていただきまして、その関係、例えば保育園に通ってるとか学校に通ってるとか、いろんな関係の機関との協議もございますけど、その前に虐待の事実について確認できるところがあれば確認させていただきまして、実際に身体的虐待であるとか、命にかかわるまではちょっとあれですけども、そういったときはすぐに児童相談所に通告しまして、一時保護等の手続をとっていただくように協議をいたす形になってくるというふうになっております。 以上です。 ○議長(大西勇君) 丸山議員。 ◆8番(丸山真智子君) DVのほうもいいですか。 ○議長(大西勇君) 内野まちの魅力推進課長。 ◎まちの魅力推進課長(内野克志君) DVのほうは、個人情報も含まれますので詳しいことはお答えできませんけど、県などの機関と連携して対応しております。 以上です。 ○議長(大西勇君) 丸山議員。 ◆8番(丸山真智子君) 各自治体それぞれに対応はされてるというふうに信じたいわけですが、それでも今回のような痛ましい事件が起きたわけです。結愛ちゃんのときは、もうお願い、許して。今回は、先生どうにかできませんかっていうふうに小学校にSOSを発していました。こういった痛ましい虐待死事件があったわけですので、関係課はいろんな検証をされたというふうに思うんですね。それで、どのように検証されたのかお伺いをいたします。 ○議長(大西勇君) 藤野子育て支援課長。 ◎子育て支援課長藤野和博君) 千葉県野田市の事件が報道されたのは今年1月の下旬だったと思います。報道の後、虐待防止ネットワーク会議、先ほど言いました要対協の全体会議、また障害者、高齢者、DVのネットワーク会議になっておりますけども、そちらの会議や、要保護家庭対策地域協議会庁内連絡会議を開催をしておりますので、その両会議の中でもこの事件について話題が上がってるとこでございます。虐待ネットワーク会議の副会長さんのほうが学校関係者ですけども、冒頭でこの事件のことに触れられて、また関係者の中でも一層の情報共有や連携強化についても話題が上がっておりまして、そういったところもお願いを行っているとこでございます。 また、2月19日に子どもの権利委員会が行われておりますけども、その中でも虐待防止についての協議がございました。委員から、虐待があった場合の対応や児童相談所等の連携の質問が上がっており、対応方法について説明したりしたとこでございます。 以上です。 ○議長(大西勇君) 太田学校教育課長。 ◎学校教育課長太田成洋君) 学校では、児童虐待を受けたと思われる児童・生徒を発見した場合、児童相談所への通告が義務づけられております。日ごろから、児童虐待の早期発見、早期対応、被害を受けた児童の適切な保護など、学校などにおける適切な対応ができるよう、関係機関との連携、情報共有を図ることとしており、改めて子育て支援課管轄の要保護児童対策連絡協議会、また校長会等におきまして情報連携強化について確認をしたところでございます。 現在、長期欠席児童・生徒の安否確認を教職員、スクールソーシャルワーカーによる家庭訪問をしており、あわせて子育て支援課家庭訪問の情報を共有しながら、救済につなぐ体制をとっているところでございます。 以上です。 ○議長(大西勇君) 長谷健康課長。 ◎健康課長(長谷正実君) 健康課では、虐待事件がニュースで流れるたびに、志免町で起こったことではないかとか、同じようなケースはなかったかなどを母子担当で話をしております。さまざまなケースに対応するたびに、その経験を学びに変えてるのが現状でございます。今後も、子育て支援課と連携しながら状況の変化に注意し、健康課の立場として母親に寄り添い、子育て支援、悩みの相談などを行う中で虐待防止につながるよう努めていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(大西勇君) 内野まちの魅力推進課長。 ◎まちの魅力推進課長(内野克志君) このような事件は、表面の児童虐待だけではなく、裏にはDV、それから生活環境など、いろんなことが複雑に絡み合って起こり得ることだと思われますので、町に相談があった場合は、今後も関係機関や関係課との情報共有や連携をより強化し、対応していかなければならないと課内でも協議をしたところでございます。また、過去のDV相談記録を見直し、もう一度確認をいたしました。 以上です。 ○議長(大西勇君) 丸山議員。 ◆8番(丸山真智子君) それぞれの課で検証されたということでありますけれども、それで今回特に、心愛ちゃんの事件ですけれども、学校でいろいろ訴えてる。学校にSOSを発してた。学校というのは生徒と接する機会が多いので、虐待を速やかに発見する機会もまた多いかというふうに思います。それでいて、これだけのSOSを発してたのにつなげることができなかった。これは、虐待していた保護者の威圧的な態度に屈して、市の教育委員の職員がアンケートの記述内容を開示してエスカレートしていったというような、そういう内容でございましたけれども、そしたら志免町で同じようなことが起きたら志免町では救えたのでしょうか。 ○議長(大西勇君) 太田学校教育課長。 ◎学校教育課長太田成洋君) お答えの、志免町でというよりも、志免町でもしこういった場合が起きた場合ということでお答えをさせていただいてよろしいでしょうか。 学校では、子どもたちの悩みや困っていることを把握し、早期に対応するために、毎月、いじめや生活に関するアンケートを行っております。今回の内容が志免町で記載された場合は、児童から話を聞き、児童相談所に通告を行うケースであると考えます。同時に、子育て支援課にも学校から直接相談、連絡をし、早急な情報共有を行います。一時保護解除となった場合については、ケースに応じて学校、スクールソーシャルワーカー子育て支援課による面談、家庭訪問等を継続して行い、児童・生徒の状態確認を行います。内容によっては個別のケース会議関係機関と開くなど、情報共有を図りながら児童・生徒の安全確保を行ってまいっております。 以上です。 ○議長(大西勇君) 丸山議員。 ◆8番(丸山真智子君) それで、きのうも質問があっておりましたけれども、学校に弁護士などの専門職のサポート体制はできてるのかというような質問がございましたけれども、きのうの答弁の中で、町の弁護士のほうに現在はしてるというような答弁でございましたけれども、実際そのようなことが起きてどのように対応されたのかお伺いをいたします。 ○議長(大西勇君) 太田学校教育課長。 ◎学校教育課長太田成洋君) 昨日も同様のお答えをさせていただきましたが、法的な問題等がある場合は、現在、町の顧問弁護士に相談を行っており、そこで得たことを保護者に対しての対応に充てているというようなことでございます。 以上です。 ○議長(大西勇君) 丸山議員。 ◆8番(丸山真智子君) そうしましたら、実際そういうこともあってるということですよね。それで、弁護士さんがおられることでとても有効だというふうに思われてるのかどうか。国はこういったのを制度化しようというふうにしてるようでございますけれども、志免町としてどのようにお考えなのか質問をいたします。 ○議長(大西勇君) 太田学校教育課長。 ◎学校教育課長太田成洋君) 済いません。まず冒頭でございますが、虐待による相談ということで行ったということはございません。学校の諸問題に関して相談を行ったということはございます。 昨日もお答えさせていただきましたが、今後、国の動きとしても、スクールロイヤーを学校の児童のいじめや不登校、また虐待事案への対応に活用するということが検討されているところでございます。保護者への対応の場合、法的な側面からの相談を受けながら対応ができることや、個々の職員だけでなく組織として対応していくために、弁護士などの専門家のサポート体制ができるということは今後必要であると考えているところでございます。 以上です。 ○議長(大西勇君) 丸山議員。 ◆8番(丸山真智子君) それと、今回はDVと児童虐待が重複して起きたということがとても重要かなというふうに思っています。それで、連携は十分かということと、もう一つが、よく虐待死事件で起きるんですが、転入するとか転居した場合とか、そういったときによく起きてますよね。それで、そういったときの、実際志免町でもそういう事例があった場合にどのように連携してるのか。他の市町村、転入の場合と、今度は逆に、うちの事例が転出された場合に転出先の自治体とどのように連携されてるのか、御紹介をいただきたいというふうに思います。 ○議長(大西勇君) 藤野子育て支援課長。 ◎子育て支援課長藤野和博君) DV対策と児童虐待防止の連携についてでございますが、DVの相談等があり、その家庭に子どもがいる場合は、当然、まちの魅力推進課等から情報の提供を受けているとこでございます。DVにつきましては、具体的な対応を行うのは福祉事務所になりますので、福祉事務所児童相談所も連携し、被害者の避難や保護の対応、妻とか配偶者の避難、保護の対応とともに、子どもの避難、保護についても対応することになります。 また、子どもが見ている前でDVが行われた場合など、その子どもにとっては心理的虐待であり、深刻な影響を与えますので、こういったのを面前DVと言うんですけども、面前DVに該当する場合は警察等から児童相談所、市町村に通告が行われますので、その後の対応について協議していくような形になっております。 次に、自治体間の引き継ぎということで転入、転出の連携でございますけども、要対協で把握している児童虐待ケースについては、転出などの際は自治体間で引き継ぎを行っているとこでございます。29年度中でいいますと、ほかの自治体からうちが引き継ぎを受けたケースは1件、志免町から他自治体に引き継いだケースは5件ございます。 他自治体から引き継ぎを受けた場合は、引き継ぎされたケースの安全確認、要対協へのケース登録の検討、登録となった場合、庁内連絡会議ケース会議により対応を行っていくことになります。また、重度の場合、重度といいますか、リスクが高い場合は、こちらのほうから文書をぽんと送るだけではなくて電話等で御説明しますし、向こうから文書が届いたときも状況を確認したりですね。あとまた、本当にリスクが高いときは児相のほうがそこの自治体に行って、先日も関西の自治体のほうに児相の職員が、私どもは同行できませんでしたけども、実際にそこの自治体に行って顔を突き合わせてお話をするなど、児相のほうもそういった対応をとっているとこでございます。 以上です。 ○議長(大西勇君) 丸山議員。 ◆8番(丸山真智子君) 今回もそうですけれども、子どもの目の前で配偶者に暴力を振るう。それがまた子どもに直接向かうこともあるということで、本当にいたたまれないんですが、それで今、子育て支援課のほうがお答えしてありますけれども、学校教育課のほうはそういった事例があった場合、どのように引き継いであるんでしょうか。子育て支援課に引き継ぐんですか。 ○議長(大西勇君) 仲村学校教育参事。 ◎学校教育課参事(仲村夏江君) 失礼いたします。教育委員会同士情報共有もさせていただきます。場合によっては、担当のスクールソーシャルワーカー等が会ってケース会議を開きましたり、また学校間におきましても情報共有させていただいてるところでございます。 以上でございます。 ○議長(大西勇君) 丸山議員。 ◆8番(丸山真智子君) それと、今回は児相が一時保護を解除した後に一度も家庭訪問をしていなかったということがとても問題になっております。それと、適切な頻度で警察とも連携したほうがよかったのではないかというふうな検証もあっておりますけれども、そういった警察との連携というのはどのようになっておりますか。 ○議長(大西勇君) 藤野子育て支援課長。 ◎子育て支援課長藤野和博君) 警察官のほうの連携ですけども、警察のほうの知識というのはうちのほうにはなかなかノウハウがないものでございますんで、児童相談所のほうには、先ほど弁護士などの専門職のサポート体制のとこでかかわってきますけども、児相のほうにも弁護士の派遣、そして警察官の方が県警のほうから出向みたいな形で行かれております。ですから、そういったところで、警察との連携については警察の窓口がわかりにくかったりする場合もございますんで、児相の弁護士であるとか警察官の方に連絡とったり、また粕屋署ですと少年課等の、だろうと思いますけど、職員の警察官の方が虐待防止ネットワーク会議にも参加していただいておりますんで、そこら辺で連携のほうの協議等を行っているとこでございます。具体的なケースになって、警察のほうが入ったらいい場合とかは、ケース会議の中に警察の方が入っていただく場合もございます。 ○議長(大西勇君) 丸山議員。 ◆8番(丸山真智子君) 国のほうも、こういった虐待死事件が続いておりますので、児童福祉法児童虐待防止法の改正案が近く閣議決定されるということです。大きな柱は、児童相談所の機能の強化が大きな柱となっておりますけれども、やはり身近な自治体の対応が問われているのかなというふうに思っているところです。 そこで、今、アドボカシー(子どもの権利擁護活動)制度や、その担い手であるアドボケイトについて、これは2017年8月にまとめられた新しい社会的養育ビジョンにアドボカシーの必要性も盛り込まれました。アドボカシーというのは、日本も批准する国際条約、子ども権利条約の意見表明権を保障するためのものです。それで、志免町も子どもの権利条例が制定されておりますけれども、担い手のアドボケイトを含めて、志免町のほうでも少し調査研究とかはされているのでしょうか。 ○議長(大西勇君) 藤野子育て支援課長。 ◎子育て支援課長藤野和博君) アドボカシーとは擁護や支持するなどの意味を持つもので、子どもの権利に関するアドボカシー活動とは、広い意味ではキャンペーン活動とか、そういった政策とか子どもの権利の実現を目指す権利擁護活動や、狭い意味では子どもの意見表明権を保障するために、声の小さな子どもの意見を聞き、その子がどうしたいのかを関係機関に伝えたり、子どもに優しく伝えたりするものだと認識しております。具体的には、狭い意味ですけども、保護などで施設入所などとなった子どもの意見を聞いて、その子どもの将来のためにどういう支援が必要かや希望をかなえるなどの、アドボケイトという担い手がその話を聞き、伝える活動も含まれていると思います。 アドボカシー制度やアドボケイトについての調査研究はということでございますけども、恥ずかしながら、私のほうも今回の一般質問で新聞記事を、最近の新聞記事にも載ってましたので、その制度について認識したばかりでございますんで、具体的な調査は今のところ行ってないとこでございます。子どもの声を聞くとか、子どもの権利条例で保障してる権利でございますけども、この制度では、声の小さな子どもたちの気持ちやSOSをきちんと捉えて対応するというふうな面もあるというふうに考えております。若干意味合いが違うと思いますけども、権利条例で救済機関の設置を定めており、第三者機関として救済委員や相談員において権利侵害などの相談を受け付けており、子どもたちのSOSを捉える仕組みの一つにはなってるというふうに、アドボカシーとはちょっと違うかもしれませんけども、そういった条例上の制度で取り組みを行っているとこでございます。 以上です。 ○議長(大西勇君) 丸山議員。 ◆8番(丸山真智子君) イギリスとかカナダで既に制度化されておりますけれども、せっかく志免町には子どもの権利条例があり、また子どもの権利相談室制度というのもございますので、ぜひこういったものも先進的に取り組んでいただけたらなというふうに思っていますので、ぜひ進めていっていただきたいというふうに思います。 次に、こういったDVとか児童虐待とかが起きる一つの要因に家庭の孤立化というのがあるというふうに思うんですね。だから、そういったことに対応するためには地域の見守りもとても重要ですよね。それで、民生児童委員さんとかが地域でとても頑張っておられますけれども、民生児童委員さんたちがDVとか児童虐待とか、どちらかといったら高齢者の見守りっていうふうなイメージが強いんですけれども、そちらのほうも研修とかね、意識を高めてあるんでしょうか。実際、動いたりとかもされてるんでしょうか。 ○議長(大西勇君) 本田福祉課参事。 ◎福祉課参事(本田真由美君) 民生委員についての御質問でございますけれども、まず民生委員の役割なんですけれども、民生児童委員は地域住民の立場から生活や福祉全般に関する相談、援助活動を行っています。また、児童福祉法の規定により全員が児童委員を兼ねており、妊娠中の心配事や子育ての不安に関するさまざまな相談や支援も行っております。さらに、妊産婦や児童に特化して支援を行う主任児童委員という立場の方もいらっしゃいます。今日のように核家族化が進み、地域社会のつながりが薄くなっていく状況において、民生委員・児童委員は、子育てや介護の悩みを抱える方や障害のある方、高齢者などが孤立し、必要な支援を受けられないということがないように、地域住民の身近な相談相手となり、支援を必要とする住民と行政や専門機関をつなぐパイプ役を担っていただいております。 民生委員の定例会を毎月1回行っておりますので、その中で必要なことについては検証を行ったりとか、そういったことをしております。ただ、今回の虐待というところについては、具体的には今回はやってはおりません。 以上です。 ○議長(大西勇君) 丸山議員。 ◆8番(丸山真智子君) そうしましたら、実際、民生児童委員さんが何か家庭のことで相談があったりとかして対応されてるとかという、子どもとかDVとかの関係ですけれども、そういうのは事例があってるんですか。 ○議長(大西勇君) 藤野子育て支援課長。 ◎子育て支援課長藤野和博君) 民生児童委員さんが通告の立場に、相談を受けてですね、通告まで行きませんけど、相談をうちにしてくることや、また地域で見守りが必要なお子さんとか家族があった場合は、特に民生委員さんは守秘義務とかで規定をされてますので、そういった見守りのほうをお願いしたり、ケース会議に入っていただいて様子を見ていただくようなところ、児童虐待につきましては家庭内のところでなかなか外に出にくいという面もございますんで、そこの家庭を訪問しやすい、例えば民生委員さんとか近隣の御親戚の方とか、キーパーソンが重要になってきますんで、その一つの民生委員さんとしては大きな役割があるんじゃないかというふうに考えております。 ○議長(大西勇君) 丸山議員。 ◆8番(丸山真智子君) 民生児童委員さんも今少し人数も足りてないという状況の中で、高齢者の問題も、またこういった問題もということになると、とても負担が大きいのではないかなというふうな思いはいたしますけれども、それでもやっぱりですね、地域で密着してとても頑張っておられますので、そういった方たちの役割、またサポート、行政のサポートというのをぜひお願いしたいなというふうに思ってるところです。 それと、近年、子ども食堂というのが注目されておりまして、子どもだけではなく多世代が利用できるような、そういった居場所づくりも行われています。そういったところに支援をして、いろんな子どもたちが来てるので、その中から救済していくような、そういった子ども食堂が各地で開催されております。それと、志免町でも今2カ所で行われてるというふうに思っておりますけれども、これに対する支援というか、そういったものはどのようになっておりますか。 ○議長(大西勇君) 藤野子育て支援課長。 ◎子育て支援課長藤野和博君) 家庭の孤立化に対応するために地域の見守りが必要ということで、子ども食堂などの必要性ということでの御質問だと思いますけども、今まで地域では、高齢者を対象にふれあい・いきいきサロンとか、うきうきルームとか、未就学児とその保護者を対象にした子育てサロンなど、対象を絞ったというか、限定した居場所であるとか見守りであるとかというのが行われてきておりますけども、議員がおっしゃったように高齢者も子どもも集える、そういった新しい居場所、子ども食堂的な居場所も地域で少しずつ生まれてきてるんじゃないかと思っております。 その支援でございますけども、町が直接行ってるのは、間接的には、例えばシーメイトを、場所を提供しておりますんで、そこの減免を行ったりするとこでございますし、また町ではありませんけども、町の社会福祉協議会がそういった居場所づくりとかというところに、町内会やボランティア団体が実施する居場所活動への助成とか、立ち上げ支援について助成を行ってるというふうに認識をしております。 以上です。 ○議長(大西勇君) 丸山議員。 ◆8番(丸山真智子君) 地域での見守りという観点から、こういった子ども食堂に対して補助事業まで行ってるようなところが、例を挙げますと北九州とか久留米とか福岡市が行われておりますけれども、これからそういった財政的な支援とかというのもお考えかどうか質問いたします。 ○議長(大西勇君) 藤野子育て支援課長。 ◎子育て支援課長藤野和博君) 団体さんのほうとかとお話しする機会もあるんですけど、今のところ特に御要望等がうちのほうには上がっていない状態ですので、またそういった子ども食堂等を立ち上げたいとかという場合に、まちづくり支援室も住民活動を支援して専門員の配置や相談を受けたり、助成のほう行っておりますので、そういった現在の制度の活用や、また要望等についてございましたら検討していくことになろうかと考えております。 以上です。 ○議長(大西勇君) 丸山議員。 ◆8番(丸山真智子君) 子ども食堂については、これからどんどんふやしていかないといけないというふうに考えてるんですが、そういった制度、補助制度とかがあれば、ほかの地域でもしていこうとか、そういったことにもつながっていくというふうに思うんですよね。だから、住民の自主性だけに任せるのではなくて、きちっと行政として、制度として支援をしていくということを検討していただきたいというふうに思うわけですが、町長はどのようにお考えでしょうか。 ○議長(大西勇君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 子ども食堂につきましては、私も何回か拝見をさせていただきまして、多くのボランティアの方が活動されて、また多くの方がお見えになっている状況を見させていただきました。今、言われますように、ほとんど手弁当でされている。大きな企業等の御支援はあるものの、会員さんの方々が手弁当でされている実情を考えますと、今言われますような支援も必要じゃないかなと。私も事あるごとにいろんなボランティア団体の方に御支援をお願いしてるわけでございますが、来年度からはそういった団体の方も協力していただくというふうなお約束もいただいておるわけでございます。今後、そういうことも、支援も含めて検討させていただきたいというふうに思っております。 ○議長(大西勇君) 丸山議員。 ◆8番(丸山真智子君) 今、子どもの貧困問題も見えないようで見えてるという、見えてないようで見えてる、見えてるようで見えてないというような状況がありますので、ぜひそういったところにも支援をしていただいて、で、行く行くは支援が広がり、そういった制度も必要なくなるというような、そういったことにつなげていけたらなというふうに思っているところです。 それで、この質問の最後に、自治体としての責任はとっても重いというふうに思うんですね。こういった虐待死事件が絶対起きてはいけないというふうに、本当、住民の方、国民ですよね、心痛めてあります。確かに、国が動き出してはおりますけれども、何度も言いますが、自治体としての責任は重いというふうに思いますので、これについて防止への決意を教育長と町長に伺いたいというふうに思います。
    ○議長(大西勇君) 高橋教育長。 ◎教育長(高橋秀喜君) 丸山議員にお答えします。 今回の事件につきましては、虐待を受けていた事実をアンケートで把握をしていたのに、また長期欠席が続いていながら状況確認などの十分な対応ができていなくて起きてしまったという、大変痛ましい事件であります。配慮をすれば、配慮ある対応をすることによって、本来であれば命を守れたはずだというふうに思うわけでございます。教育委員会といたしましては、児童・生徒の命を守ることを最優先と考えます。いじめや虐待の早期発見、早期対応に努め、このような事件が起きないように決意を新たにしているところでございます。 まずは、学校現場におきまして、子どもたちに異変があればすぐに気づくことができるように、日ごろから担任初め養護教諭等、しっかり子どもたちを見詰め、子どもたちからのサインを見逃さないように対応していく必要があると考えます。また、万が一異変に気づいた場合は、たとえ疑いと思われるようなことも含めて、管理職などとすぐに情報共有を行い、児童相談所への通告など早期の対応を迷わずに行うことができるよう、日ごろから関係機関との連携や情報共有を密にしてまいります。また、一時保護解除などの後、児童・生徒の様子を確認できる体制づくりを進めてまいりたいと思います。 教育委員会では、同じく関係機関との連携の強化、教職員が虐待に対し適切に対応できるような研修などを行い、いじめや虐待に早期に適切に対応し、児童・生徒の安全が確保できるよう努めてまいる所存でございます。 以上でございます。 ○議長(大西勇君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 今回の悲惨な事件につきまして本当に心を痛めているわけでございまして、先ほどから子育て課長のほうから相談件数とか虐待件数等も報告いたしましたが、目に見えないこういったものもまた多くあるんじゃないかな、もしかすれば志免町でもそういった目に見えない部分で起きてるんじゃないかなということは常に思っていかなければいけないというふうな思いでございます。教育長も申しましたように、いろんな関係機関、連携をとって、小さなことでも見逃さないというようなことをしっかりとみんなで共有することが大事だというふうに思っております。今回の事件を教訓といたしまして、志免町でも起こり得ることだというふうなことをしっかりとみんなで共有していきたいというふうに思っております。 ○議長(大西勇君) 丸山議員。 ◆8番(丸山真智子君) 次に進みます。 児童虐待について質問いたしましたけれども、弱者ですね、ほかに高齢者とか障害者に対する虐待も問題になっております。超高齢社会になって、家庭や介護施設における虐待が問題になっています。身体的、介護や世話の放棄、放任、心理的虐待、性的虐待、経済的虐待ということで、特に虐待する人は養護者、家族とか親族が多いというふうな状況になってて、本当に社会的に弱い立場の人がつらい状況になってはならないというふうに思うんですね。 それで、防止と対策を質問するわけですが、まず障害者の方とか高齢者の方が虐待を受けて誰かに訴えたいというときに大体どういった方法があるのかなって、ふと考えたんですよね。児童虐待を見つけたときは通告、機関に、いちはやくかな、189に電話するとかそういうのが、どこまで浸透してるかどうかわかりませんが、まだ私でも言える。ですけど、高齢者とか障害者の方たちはどういうふうにして訴えるんですかね。 ○議長(大西勇君) 本田福祉課参事。 ◎福祉課参事(本田真由美君) 高齢者、障害者の方が救済を訴えるときの方法といたしましては、まず高齢者の場合は福祉課高齢者サービス係や地域包括支援センターが相談窓口となっております。障害者につきましては、福祉課福祉係が相談窓口となっております。また、介護支援専門員、ケアマネジャーですね、とか障害者相談支援員やサービス事業所など、高齢者や障害者にかかわっているところにも相談をすることができます。現実として、ケアマネとか、それとか事業所のほうから通報があったりということもあっております。 以上です。 ○議長(大西勇君) 丸山議員。 ◆8番(丸山真智子君) いや、私が心配してるのは、今の答弁では役場に電話してくださいということですよね。そういうことになるかと、虐待を見つけた場合にですよ。例えば、時間外だったら役場に電話すれば警備員さんが対応されるとか、そうじゃないときに何かそういう、ここに電話してくださいとかというようなカードがあるのかとか、そういった対応のことを伺ってるんですけれども。 ○議長(大西勇君) 本田福祉課参事。 ◎福祉課参事(本田真由美君) そういった虐待に特化したカードみたいなものというのは特にはないんですけれども、ただ地域包括支援センターのPRをするチラシの中には虐待についての窓口ですよというふうなことを掲示したり、障害者につきましても障害者の虐待防止というところで窓口をお知らせするとか、必要に応じてそういったことをお知らせをしております。 以上です。 ○議長(大西勇君) 丸山議員。 ◆8番(丸山真智子君) ほかの自治体では、こういったカードをつくって、DVとかそういったものを同じようにカードをつくって、ここに電話をしてくださいねっていうようなカードをつくってるところもございますけれども、障害者団体とかもありますよね。こころの窓さんとかというのはいろんな障害者の団体の方たちがネットワークを組んであるんですが、そういったところに対して、何かあったときはこういった相談、虐待とかでもね、相談を受けますよというような、アピールじゃないですけれども、周知活動はされてるんでしょうか。こちらから出かけていってでもそういったことをすべきじゃないかなというふうに思うわけですが、いかがでしょうか。 ○議長(大西勇君) 本田福祉課参事。 ◎福祉課参事(本田真由美君) そうですね。外に出かけていってその辺の周知ということは、おっしゃるように、確かに今のところ積極的には行っておりません。ただ、先ほどから子どもの虐待のところで子育て支援課長のほうも報告されましたけれども、虐待ネットワーク会議の中にいろんな、志免の住民の団体の代表の方も含めて、町内外のいろんな関係の団体の方が参加していただいておりますので、その中で、それぞれの団体の人たちがどういうところで虐待というところを把握して、そしてどういうルートで相談を上げたらいいかというふうなことを事例検討等を通してシミュレーション的なものを行っておりますので、それぞれの団体の方たちから、またさらに地域の中にそういったことが広がっていったらいいんではないかということで、今、ネットワーク会議の中で事例を通しての研修を行っております。 以上です。 ○議長(大西勇君) 丸山議員。 ◆8番(丸山真智子君) いや、ちょっとしつこいようですけど、結局、虐待を受けた人が救済を求めるところと、あと虐待じゃないかな、児童虐待と一緒ですよね、地域の方がおかしいなと思ったときに周囲の人たちからの通報も不可欠ですよね。そういったときに、周知ができてるのかということですよね、通報先が。 ○議長(大西勇君) 本田福祉課参事。 ◎福祉課参事(本田真由美君) 周知ができてるかというところなんですけれども、私どもとしてはいろんな機会に窓口になってるというところをお話をさせていただいてますので、少なからず、どんどんではないんですけれども、毎年いろんなとこからの通報というのはあっておりますので、役場にそういった窓口があるということは知っていただいてるんではないかなというふうに思っております。 以上です。 ○議長(大西勇君) 丸山議員。 ◆8番(丸山真智子君) そうしましたら、実際、通告、相談件数、本人からと周りの人からの件数と、どのように対応してるのかということと、十分なのかということをお伺いいたします。 ○議長(大西勇君) 本田福祉課参事。 ◎福祉課参事(本田真由美君) まず、高齢者の通告、相談件数ですけれども、平成29年度につきましては4件、相談、通報があっております。そのうち1件、虐待ということで判断をして対応をしております。相談、通報者の内訳としましては、本人からが1件、家族、親族からが1件、近隣、知人が1件、その他ということで施設の職員からが1件あっております。 それから、障害者の通告、相談件数としましては、平成29年度2件ありました。そのうち1件が、虐待ということで判断して対応をさせていただいております。相談、通報者の内訳としましては、相談支援専門員等からが1件、近隣、知人からが1件という実績でございます。              (8番丸山真智子君「どのように対応したのか」と呼ぶ) ○議長(大西勇君) 本田福祉課参事。 ◎福祉課参事(本田真由美君) 失礼しました。通報があったときの対応としましては、高齢者につきましては主に高齢者サービス係と地域包括支援センターの職員、そして障害者につきましては福祉係を中心とした福祉課職員が、本人とのかかわりのある相談支援事業所の職員等と一緒に、早急に本人及び家族、またその関係機関から事実確認とか状況調査ということで、訪問したりして聞き取りを行っております。さらに、福祉事務所やサービス事業所、警察、病院など、それぞれのケースに応じて、役場内のほかの課とか、あと外部の関係機関とも連携をとりながら対応を行っております。 また、本人に生命の危機が及ぶおそれがある場合は早急に虐待者から引き離すということが必要になってきますので、志免町におきましては緊急ショートステイという独自の事業がありまして、委託している施設で一時保護を行います。そして、一時保護の間に、利用中に今後どうしたいかという本人の意向確認も行いながら、関係機関等と今後の施設の入所とか住まい等含めて検討を行っているところです。 以上です。 ○議長(大西勇君) 丸山議員。 ◆8番(丸山真智子君) 障害者を虐待から守って養護者に必要な支援を行うために、平成24年10月1日から障害者虐待防止法が始まっています。障害者に対する虐待の背景には、障害の特性に対する知識や理解の不足、人権に対する意識の欠如、家庭や障害者福祉施設の閉鎖性が上げられるというふうに思います。それで、何度も申し上げたいんですが、何かあったときはここに電話をすぐできる、通報できるというような、役場以外にもそういった、DVセンターみたいな、DVも電話するところがありますよね。そういったところを志免町だけではなくて、例えばDVと同じように糟屋郡で通報センターをつくるとか、そういったことをこれからはやっていかないといけないんじゃないかなというふうに思っておりますけれども、そういった検討はされたことはないんでしょうか。 ○議長(大西勇君) 本田福祉課参事。 ◎福祉課参事(本田真由美君) 今のところ検討はしておりません。 以上です。 ○議長(大西勇君) 丸山議員。 ◆8番(丸山真智子君) この質問はこれからも続けていけたらなというふうに思っております。 それで、同僚議員からも以前質問がございましたけれども、高齢者だけではなくて子ども、障害者など誰もが安心して暮らせる町、地域づくりですね、自分らしく活躍できる地域コミュニティーというのが、こういった共生社会というか、新たなキーワードとなるというふうに思うんですね。そういった地域共生社会とか、これからは我がごと丸ごとへの意識改革が必要だというふうに思っているところでありますけれども、こういったところがまだ意識改革に至ってないんではないかなというふうに思うんですよね。高齢者は高齢者、障害者の方たちは障害者、子育ての支援は子育て支援というふうにですね。そういうのを全部丸ごとで地域をよくしていく、地域コミュニティーをよくしていく、自分らしく活躍できる地域コミュニティーをつくっていくというような意識改革が必要だというふうに思っているわけですが、こういった住民への啓発というか、そういったことはどのように行われておりますでしょうか。 ○議長(大西勇君) 本田福祉課参事。 ◎福祉課参事(本田真由美君) 志免町では、誰もが安心して暮らせる町を目指して、平成26年度から地域包括ケアシステムをみんなでつくろう講演会というのを実施しております。地域の皆様にも、住みなれた志免町で人生の最後まで暮らしていただくためにどうしたらいいかということを一緒に考えていただいております。先日、2月23日にも開催されました今年度のこの講演会の中でも、課長のほうが最後のまとめでお話をさせていただいておりますが、今後は高齢者だけではなく、子どもや障害者も含めた地域共生社会として我がごと丸ごとへの取り組みが必要というふうに福祉課のほうでも考えております。 福祉課におきましては、高齢者や障害者を対象とした計画、また地域福祉にかかわる計画があるんですけれども、これまではそれぞれ個別に計画を立てておりました。地域共生社会の実現の第一歩として、平成31年度から志免町福祉総合計画の策定に取り組み、福岡市のベッドタウンとして発展した志免町の地域に合った共生社会づくりが今後の重要な課題であるというふうに認識しております。これにつきましては、昨年の12月議会において、今後一体的な計画を立てるために必要な志免町福祉総合計画審議会条例を可決していただいたところです。 以上です。 ○議長(大西勇君) 丸山議員。 ◆8番(丸山真智子君) 丸ごとというのは全体的な丸ごとと、もう一つは我がごとということで、自分たちも地域の支え手になっていくという、そういった意識改革がとても必要だというふうに思うんですね。それで、私もその講演会にはいつも参加させていただいておりますが、メンバーを見てたら大体同じ方が毎年参加されてて、そして意欲のある方もおられますが、実際我がごととして何かを、地域の中で支え手になってあるのかというのは、当然とても熱心な方もおられますよ。ですけれども、全ての住民までは行かないにしても、それだけの意識改革がないと、これからの地域社会というのはつくっていくのが難しいんじゃないかなって、人口減少社会になって、というふうに思うんですよね。 それで、参加されたかどうかわかりませんけれども、いろんな講演会が、年に1回行ってる地域包括ケアシステムをみんなでつくろうという講演会だけではなくて、我がごと丸ごと、そういったことの啓発の講演会とかそういうのを実施して、もっともっと地域力を高めていったらどうかなというふうに思ってるんですよね。それで、町長、こういった私の考えについてはいかがでしょうか。 ○議長(大西勇君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 先ほど、福祉課参事のほうから申し上げましたとおり、地域包括ケアシステムをみんなでつくろうという講演会は毎年1回開催をいたしておりますが、言われるとおり、参加者が固定化してるような状況は私も見ております。講演会をそのほかにもという話でございますが、私は講演会は講演会として今後も続けていきたい。公民館ごとに、今言われるように、これはみんなで考えなくちゃいけないようなことでありますんで、地域の公民館に出向いていって多くの方に参加をしていただくことのほうが、より多くの方に周知ができるんじゃないかなというふうな思いでございますんで、その辺のことも含めて地域の皆さん方と、また公民館長の皆さん方と相談をしながら、そういったことに取り組みをさせていただきたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(大西勇君) 丸山議員。 ◆8番(丸山真智子君) 町長の御提案ですので、ぜひ実現をさせていきたいなというふうに思うところです。地域の公民館で行うと、できるだけ地域の方に来ていただいて、本当に我がごとだということになっていくのではないかなというふうに思いますので、ぜひ実現をさせましょう。 次に移らせていただきます。 ふるさと大使任命についてでございますけれども、志免町の魅力発信、PRのためにふるさと大使を任命したらどうかというふうな御提案でございます。ちなみに副町長、めんたいぴりり、ご覧になられました。 ○議長(大西勇君) 丸山副町長。 ◎副町長(丸山孝雄君) 映画が上映されているというのは聞きましたけども、見ておりません。以前のテレビドラマですかね、連続ドラマみたいなとがあってましたけども、それは見ました。大体の中身はわかるわけであります。映画は見ておりません。 以上です。 ○議長(大西勇君) 丸山議員。 ◆8番(丸山真智子君) ぜひ見てほしかったなというふうに思うんですね。それどうしてかっていったら、ここに福岡県の市町村要覧がございますよね。で、これに志免町の、県内市町村の主な郷土出身者。で、トップバッターに富田靖子さんの名前が上がってます。 それで、何を申し上げたいかっていったら、おらが町の出身で活躍されてる方を町民みんな挙げて応援しようよって、そういうのがあってもいいと思いません。私はめったに映画に行かないんですけど、特に桜丘出身ということもあって、なかなか時間ない中で見に行って、とても活躍されてたので、私はとってもうれしくなりました。地元の方が活躍されて、そして元気をもらったというかですね。そして、もっともっと応援したいな、応援することでもっともっと活躍されるんではないかなというふうに思うわけですよね。それで、活躍されるだけではなくて、せっかく志免町の出身ですので、志免町のことをPRしてもらう、アピールしていただく、そういった役割を担ってもらえないのかなというふうに思うわけですね。 それで、例えば朝倉市が親善大使に初場所で優勝しました玉鷲関ですかね、この方に親善大使になってもらって、同じように朝倉市のPRを全国的にしていただくということだそうですけれども、志免町ではそういった発想というか、そういうのはないのかなと思ってですね。 ○議長(大西勇君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) ふるさと大使につきましては、私も就任当初から誰かいないかなという思いはございました。今、要覧の中に富田靖子さんが一番に載ってるというふうな話でございました。以前は若杉山さんが一番に載っておりました。お亡くなりになりましたんでですね、そういった形で。志免町には、尾形大作さんであったり、ラグビーの布巻選手、また筑前りょうた、プロレスラーの方も御出身の方がおられます。 で、富田、余り個人的なことは申し上げにくいんですが、志免町出身で志免の中学校まで出てある方なんで、以前からいろんなことでコンタクトをとったり、同窓会の方たちからもコンタクトをとっていただいていろんなことをお願いした経緯はございまして、お忙しくて、なかなかそういうコンタクトがとれない。また、行政からいろんなお願いしても非常に難しい面もありますんで、ぜひ同じ桜丘地区の丸山議員にコンタクトをとっていただいて、できればお願いしたいなという思いがございます。ふるさと大使につきましては、本当に町のPRにもつながるんじゃないかなという思いはございます。 ○議長(大西勇君) 丸山議員。 ◆8番(丸山真智子君) 同じ桜丘ということで、今、チャンスなんですよ。というのは、御両親が高齢になられてて、靖子さんね、桜丘に時々顔を出されてるんだそうですね、御心配で。それで、チャンスかなというふうに思うんですね。だから、1年限りでもいいと思うんですよね。ぜひなっていただいて、そして志免町のアピールをしていただくというようなことができたらなということで私は提案させていただいておりますけれども、行政から頼むのは難しいということですか。 ○議長(大西勇君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) いや、難しいということではなくて、以前に何度かいろんな相談をさせていただく中で、お忙しい中で、なかなかそういうことが難しかったという経緯はございますんで、ぜひよかったらそういったことで、同じ地区の丸山議員にお願いできればというふうな思いでございます。 ○議長(大西勇君) 丸山議員。 ◆8番(丸山真智子君) 要請のあり方もあるんではないかなというふうに思いますが、私、やっぱりそういう地元の出身の方をまずは応援して、応援しなくてみんなが知らん顔してたら、何が自分がしますか。だから、まずは先に応援して、で、それから、みんなで応援しているのでふるさと大使にお願いできませんかというような、そういった熱意があったら伝わるんではないかなというふうに私は思って今回、確かにいろいろあったということは伺っておりますけれども、これをきっかけにもう一度チャレンジしていただきたいなというふうに思いますし、どうしても行政が二の足を踏むんだったら私もやってみたいなというふうに思っていますので、ぜひ、引き受けていただけるようだったら温かい連携というか、そういった支援をお願いしたいなというふうに思うところです。 時間がちょっとありますけれども、今回の質問はこれで終わらせていただきます。 ○議長(大西勇君) 丸山議員一般質問を終わります。 ただいまから休憩に入ります。再開は11時15分といたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~              休憩 午前11時07分              再開 午前11時15分            ~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(大西勇君) それでは、休憩前に引き続き会議を再開します。 一般質問を続けます。 次に、14番末藤議員。質問時間30分です。どうぞ。 末藤議員。 ◆14番(末藤省三君) 通告に従いまして質問を行いたいと思います。 まず、特別支援学級児童激増対策についてであります。 障害のある子どもが通う全国の特別支援学校で、在籍数が適正規模の二、三倍になる異常事態が全国で起きております。教室もまともな確保ができない事態に、現場から、子どもの人権と教育権が侵害されていると悲痛な訴えが行われております。国は、特別支援学校の設置義務がどこにあるのかはっきりしないというとこでありますが、まずこの設置義務、設置基準、これがどうなってるのか最初にお尋ねをいたします。 ○議長(大西勇君) 太田学校教育課長。 ◎学校教育課長太田成洋君) 済いません。特別支援学校ということでの御質問でよろしいでしょうか。              (14番末藤省三君「学校も学級も」と呼ぶ) はい。それでは、文部科学省の省令で小学校設置基準、中学校の設置基準というのがございます。特別支援の学級につきましては特記はされておりませんが、学校教育法その他の政令で定める基準のほか、小学校、中学校を設置するのに必要な最低限の基準というのが規定をされております。なお、学校教育法では、小・中学校には特別支援学級を置くことができるとされております。 一方、特別支援学校につきましては、文部科学省は設置基準を定めておりません。学校教育法により、特別支援学校の設置義務は都道府県にあるとなっております。 以上です。 ○議長(大西勇君) 末藤議員。 ◆14番(末藤省三君) この設置義務は福岡県にあるんですか。自治体にあるんですか。 ○議長(大西勇君) 太田学校教育課長。 ◎学校教育課長太田成洋君) 特別支援学校につきましては県に設置義務がございます。 以上です。 ○議長(大西勇君) 末藤議員。 ◆14番(末藤省三君) 自治体というのは福岡県のことですね。志免町のことですか、県のことなんですか。 ○議長(大西勇君) 太田学校教育課長。 ◎学校教育課長太田成洋君) 特別支援学校の設置義務は都道府県にございます。 以上です。 ○議長(大西勇君) 末藤議員。 ◆14番(末藤省三君) 設置基準はどうなんでしょうか。例えば、学校の生徒が何名以上やったらそれをやらなければならないとか、基準ちゅうのがあろうと思いますけど、そこはどうなんでしょうか。 ○議長(大西勇君) 太田学校教育課長。 ◎学校教育課長太田成洋君) 特別支援学校につきましては設置基準というのは定められておりません。 以上です。 ○議長(大西勇君) 末藤議員。 ◆14番(末藤省三君) 学級も学校も県が設置すると言えば設置できるということですか。ちょっとようわかりませんが。 ○議長(大西勇君) 太田学校教育課長。 ◎学校教育課長太田成洋君) 現在、小・中学校に特別支援学級がございます。そちらにつきましては市町村になりますが、特別支援学校ですね、そちらについての設置基準というのはございませんし、設置義務というのは都道府県にあるとなっております。 以上です。 ○議長(大西勇君) 末藤議員。 ◆14番(末藤省三君) 先般、委員会で学校を見させていただきましたけど、ここには、学級の入り口には消防法で複数出入り口を確保しなければならないとなってると思うんですが、これ1カ所しかないような気がいたしたんですけど、我が町の場合はどうなんでしょうか。 ○議長(大西勇君) 太田学校教育課長。 ◎学校教育課長太田成洋君) 消防法の基準を、済いません、明確には承知はしておりませんが、通常クラスの大きさであれば前後に出入り口がございます。今現在、普通教室の大きさを、特別支援学級が不足してる関係で2つに割るという工事をしてるところがございます。そちらについては、教室の半分が、広さが半分ということもあるんですが、ドアが1カ所しかないという部分はございます。 以上です。 ○議長(大西勇君) 末藤議員。 ◆14番(末藤省三君) 教室が不足してるので、1つの今まで使っていた教室を半分に、2つ設置すると。そうすると、出入り口が1カ所ずつしかないわけですね。こうなってきますと、消防法でしてるところの2カ所、あるいは窓口が兼用でしてるのか。片方の入り口と窓口で2つの出入り口という解釈をしてあるのか。あるいは、消防法で言うところの2つの入り口を設置しなければならないと。わざわざこれ指定しているわけですけど、この辺は我が町の場合はどうなんでしょうか。 ○議長(大西勇君) 太田学校教育課長。 ◎学校教育課長太田成洋君) 大変申しわけございません。そちらについては承知はしておりませんが、もともと外側のドアがあったというところについては1カ所のドアがあるというような状況でございます。 以上です。 ○議長(大西勇君) 末藤議員。 ◆14番(末藤省三君) そうしますと、会議室は設置されとるんでしょうか。 ○議長(大西勇君) 太田学校教育課長。 ◎学校教育課長太田成洋君) 学校の中に会議室というのはございます。 以上です。 ○議長(大西勇君) 末藤議員。 ◆14番(末藤省三君) じゃ、学校全体の会議室もそこの支援学級は使ってると、そういう解釈ですか。 ○議長(大西勇君) 太田学校教育課長。 ◎学校教育課長太田成洋君) 会議室を特別支援学級としては使ってはおりません。 以上です。 ○議長(大西勇君) 末藤議員。 ◆14番(末藤省三君) いや、特別支援学級も会議室が要るのではないかと。そのために、今ある学校の会議室が兼用ですか。使ってもいいという解釈なんですか。あるいは、支援学級に特別に会議室も要るよという解釈なんですか。意味がちょっとわからないですが。 ○議長(大西勇君) 高橋教育長。 ◎教育長(高橋秀喜君) 末藤議員にお答えします。 本来、学校にあります会議室については、教職員なり、また外部からの来客対応とか、必要に応じて使いますので、特別支援学級の教職員が集まって会議をするということもできます。そういった使い方もありますので、特別支援学級専用という会議室はないかと思います。 また、先ほどお答えしております教室の1カ所ということですが、出入り口、確かに2カ所あればいいんですが、今回といいますか、この前視察いただきました志免西小におきましては1階に設置しております。ということで、万が一の緊急な場合は窓からの脱出ということも考えております。 以上でございます。 ○議長(大西勇君) 末藤議員。 ◆14番(末藤省三君) 確かに、窓も利用しなければならない状況だと思うんです。ただ、言いますように、消防法で避難口を複数確保しなければならないと、1つの教室でですね。現在の教室は2つありますよね、1つの教室に。これは、支援学級については1つの教室を半分に割って使用してるので、入り口が1つしかないんですね、出口も入り口も。これは、消防法で言う2つ設置しなければならないということから見ると足らないような気がするんですけど、そこはどういうふうなんでしょうか。わからないということなんでしょうか。 ○議長(大西勇君) 高橋教育長。 ◎教育長(高橋秀喜君) 例えば、こんな例があります。2階建てで、教室をどうしても仕切り、きちんと区切って教室を確保したいという学校があったということを聞いております。しかしながら、2階ということですので、1階のように、2階には設置しません。なぜかというと、先ほどみたいに教室の1カ所、そして窓から出ると。避難できるということが確実にできる1階にしかできません。万が一、2階に設置するとなると、カーテンで仕切るといった、きちんとした割り振りができないということを聞いております。 ○議長(大西勇君) 末藤議員。 ◆14番(末藤省三君) 今、少子化の中、児童・生徒数が支援学級はふえてると。この背景はどのように理解してあるんでしょうか。 ○議長(大西勇君) 高橋教育長。
    ◎教育長(高橋秀喜君) 特別支援学級子どもたちの増加ということでございますが、現在、町の小・中学校6校全てに知的障害と自閉症、また情緒障害の特別支援学級が設置されております。また、今年度から新たに聴覚障害の特別支援学級が1校に設置されたところであります。 そこで、平成25年度に障害のある子どもの教育に関する制度の改正が行われ、保護者の特別支援教育への理解が深まったものと思いますし、そういった中で対象となる児童の増加傾向にもあります。また、そういう面で詳しく子どもたちを見ることができている、詳しく見えてきたということでふえたというふうに考えているところでございます。 特別な配慮、支援を要する児童・生徒に対しましては、専門性を備えた教員は限られておりますので、特別支援学級が少人数とはいえ、一人一人の個別のニーズを必要としている児童・生徒が一斉に学習する際の指導のあり方について教員が苦慮している現状もあります。 以上でございます。 ○議長(大西勇君) 末藤議員。 ◆14番(末藤省三君) 冒頭にも言いましたように、全国で支援学級が大いにふえてきていると。私は、少子化と言われてる中で、一つには医療技術、この進歩で救える命がふえたことや、障害教育への社会の理解の進展と同時に、行き過ぎた管理教育で通常学級に居場所がなくなる子どもがふえてるとの指摘もあるというふうに解釈をいたしております。そういう意味ではないかなと思いますけど、具体的にはそういうことではないかなというふうに思います。 それから、設置基準はあるんですか、ないんですか、支援教育の学級については。 ○議長(大西勇君) 太田学校教育課長。 ◎学校教育課長太田成洋君) 設置基準というか、1教室当たりの人数の上限ということは決められているところでございます。 済いません、1点訂正をさせていただいてよろしいでしょうか。 先ほど、2階の設置の件なんですが、こちらについては一部設置をしてる学校もございますので、こちらにつきましては消防法との整合性というのは確認をさせていただきたいと思っております。 以上です。 ○議長(大西勇君) 末藤議員。 ◆14番(末藤省三君) 特別支援学校に設置基準がない。文部省は自治体に押さえつけてる。避けてきてるということから見ると、子どもたちを幾ら詰め込んでも違反にはならないという形になるのではないかと思うんですけど、これはそういう解釈でよろしいですか。何ぼ詰め込んでも違反にならないと。一定、普通の教室については何人て決まってますけど、支援学級についてはそういう基準がないので、何ぼ詰め込んでも違反にはならないという形で今ずるずると、そういうふうな設置基準がないわけですから、行われてきてるというふうになってるのではないでしょうか。違いますかね。 ○議長(大西勇君) 太田学校教育課長。 ◎学校教育課長太田成洋君) 議員さんがおっしゃるように、何ぼ詰め込んでもというのは学級としての成り立ちができないと思っております。特別支援学校につきましても今、物すごく児童・生徒がふえているという現状がございますので、福岡県におきましても特別支援学校の設置の計画というのは、2024年度から2025年度にかけて特別支援学校が設置をされる予定となっております。 以上です。 ○議長(大西勇君) 末藤議員。 ◆14番(末藤省三君) 今年度ですか、来年度ですか、糸島に出るという話を聞きますけど、糟屋郡も各町に、自治体にはそれぞれ支援学級の人数がふえてきてるという形で、糟屋郡にも必要ではないかということから見ると、どことは言いませんが、九大農場跡地に建てるやというふうな話も聞きますが、具体的にはどうなんでしょうか。そこ町長会でそういう話が出ませんか。 ○議長(大西勇君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 特別支援学校につきましては、以前から、宗像が決まる前から話は出ておりました。いろんなことで、今言われます粕屋町が中心的なものでいいんじゃないかというような話もされておりました。当時の町長さんは、公有地でもないのに勝手に粕屋町にって言われてもどうしようもないというふうな話をされてました。なかなか私たちの土地を、私たちの志免町にそういう場所がないのに粕屋町にお願いしますとかというのは非常に難しいわけでございますが、町長間では中心的な粕屋町がいいんじゃないかという話は出ておりました。 しかしながら、そういった意味で粕屋町が持ってる、九大跡地としましても粕屋町が持ってるわけではございませんので、非常に難しい状況があったということでございまして、今回は宗像のほうが教育大跡地ということで、教育大の中にということでございますんで、ちょっと遠くはなりますが、太宰府と古賀と宗像のほうに決まったというふうなことでございます。 以上でございます。 ○議長(大西勇君) 末藤議員。 ◆14番(末藤省三君) 障害者の権利条約を掲げる国連の権利条約、これはどういうふうになっとるんでしょうか。 ○議長(大西勇君) 太田学校教育課長。 ◎学校教育課長太田成洋君) 恐らく、インクルーシブ教育のことをおっしゃっていると思いますが、インクルーシブ教育システムの構築に向けては、法改正とともにシステムの構築に向けてどこの自治体もされていると思っております。 以上です。 ○議長(大西勇君) 末藤議員。 ◆14番(末藤省三君) 設置基準あるいは、ここを発信する県教になろうかと思いますけど、子どもたちに合わせた学校づくり、これが、急速に広がってきている支援学級の子どもたちのために学級を早急につくると。先ほど町長もおっしゃってましたけども、そういうことがここ二、三年、緊急になってくるのではないかというふうに思うわけです。そこで、子どもたちに学校、学級を合わせていくと。こういう状態が進んできてるのではないかと思いますけども、志免町でも飽和状態なんですね。これからどういうふうな計画がおありなんでしょうか、支援学級つくる場合に。 ○議長(大西勇君) 太田学校教育課長。 ◎学校教育課長太田成洋君) 今現在、特別支援学級についてはふえてきているというふうな状況がございまして、学校としては、人数というのがどうしても限られてる関係もございますので、そのためにクラスを割ったりとかして今現在は対応をさせていただいてるところでございます。 以上です。 ○議長(大西勇君) 末藤議員。 ◆14番(末藤省三君) いや、現在のことを聞いてるんじゃない。これから、ここ二、三年、ぐっとふえてくるのではないかと。そうしますと、学級を今、1つの教室を半分に割ってしているけれども、先ほどから言いますように消防法の関係もありますが、ふえた子どもたちをどうするのかと。この展望はあるんですかって聞いてるんです。 ○議長(大西勇君) 太田学校教育課長。 ◎学校教育課長太田成洋君) 特別支援学級の児童・生徒につきましては、どうしても学級の子どもさんというんですかね、会議を経てそういった学級に入る、入らないというような学級への配置をさせていただいております。総務文教委員会の中でも今現在の状況ということをこの前報告をさせていただきまして、今現在対応してるというのが、どうしても教室を割ったりとかして工事をしてるというような現状がございますので、そういったところにもいろいろ御意見等いただきましたので、今後そういった意見を踏まえて考えていかなければいけないと思っております。 以上です。 ○議長(大西勇君) 末藤議員。 ◆14番(末藤省三君) 当然、考えていかなければなりませんけど、年々ふえてくるわけでしょ。教室が不足するわけですよ、当然。余裕のある教室、今は1つの教室を半分に割って対応しておりますけど、ここ二、三年したら、それも飽和状態になるんじゃないですか。そういう計画ちゅうのは委員会でありませんか。そういう計画、あるいは支援学級についてのどうするこうするという話し合いはされてないんですか。 ○議長(大西勇君) 太田学校教育課長。 ◎学校教育課長太田成洋君) 特別支援学級の児童・生徒は本当にここ数年ふえておりますが、その年その年で人数というのがどうしても変わりますので、増減に対しては読めないところというのもあるというのが正直なところでございます。 以上です。 ○議長(大西勇君) 末藤議員。 ◆14番(末藤省三君) じゃ、今、教室を半分に割って使用されるけど、ふえたときには教室の余裕というのはあるんですか。あるいは、別個の学校に移すということなんでしょうか。 ○議長(大西勇君) 太田学校教育課長。 ◎学校教育課長太田成洋君) 現在、本当に教室というのは不足しておりまして、今まで会議室として使っていたところを普通教室にしたり、そして普通教室で使っていたところを半分に割って特別支援学級として使っているような状況がございますので、今現在としては教室数としては不足しておりますが、何とか対応できるというふうな状況でございます。 以上です。 ○議長(大西勇君) 末藤議員。 ◆14番(末藤省三君) じゃ、次に行きます。 国民健康保険の問題で、県の翼下に入ってくるわけですけど、数字的にまずお尋ねですけど、滞納世帯、それから金額、それから期限つき保険証あるいは未交付、こういう数字があれば先にお願いいたしたいと思います。 ○議長(大西勇君) 高山住民課長。 ◎住民課長(高山真佐子君) 志免町の国民健康保険の状況について説明をさせていただきます。 済いません、30年6月議会と同じ内容になってしまいますが、年度当初に交付しました平成30年度国民健康保険被保険者証について報告いたします。 国民健康保険被保険者証の世帯数は5,614世帯のうち、通常の被保険者証が4,830世帯で86%、短期被保険者証が681世帯で12.1%、資格証が103世帯で1.9%となっておりました。被保険者証並びに資格証が未交付となっている世帯はありませんが、現在でも、宛てどころなしも含めまして郵便戻りとなっているものが45、0.8%ですね、45世帯、資格証をとりに来られていない世帯が28世帯で0.4%、計73世帯となっております。 ○議長(大西勇君) 末藤議員。 ◆14番(末藤省三君) 一般会計からの繰り入れはどの金額になっとるんでしょうか。 ○議長(大西勇君) 高山住民課長。 ◎住民課長(高山真佐子君) 大変申しわけありません。資料を今手元に持っておりません。 ○議長(大西勇君) 末藤議員。 ◆14番(末藤省三君) 全国知事会、市長会、それから町村会が声明出しておりますけど、声明出して国に要望いたしておりますよね。内容的にわかりますか。 ○議長(大西勇君) 高山住民課長。 ◎住民課長(高山真佐子君) 全国知事会の提案が、30年11月9日に開催されました全国知事会で平成31年度税財政等に関する提案を決定しております。その中で国民健康保険に関するものとしましては、持続可能な国保制度の確立と国民の保険料負担の平準化に向け、財政支援については国の責任において確実に行うべきであること。また、地方単独の子ども医療助成に対しては、子ども医療助成を実施しました場合に行われる国保の国庫負担減額調整措置に関して、年齢にかかわらず廃止して、国の責任において子ども医療にかかわる全国一律の制度を創設することとなっております。 以上です。 ○議長(大西勇君) 末藤議員。 ◆14番(末藤省三君) 先ほどの数字の中に、国保の滞納された方の差し押さえですね、この件数と金額。幾らで差し押さえになってるのか、わかればお願いします。 ○議長(大西勇君) 徳永税務課長。 ◎税務課長(徳永康國君) 平成29年度の差し押さえ金額は、181件、2,102万7,000円です。そのうち国保が741万7,000円で35%です。 以上です。 ○議長(大西勇君) 末藤議員。 ◆14番(末藤省三君) 国保に、先ほど数字言われましたが、加入世帯の平均年収、平均でいいですが、これ幾らぐらいでしょうか。 ○議長(大西勇君) 高山住民課長。 ◎住民課長(高山真佐子君) 大変申しわけありません。資料を手元に持っておりません。 ○議長(大西勇君) 末藤議員。 ◆14番(末藤省三君) 国保に加入世帯の中心、例えば年金とか貧困層とかいろいろありますよね。加入世帯の内訳といいますか、これわかりますか。 ○議長(大西勇君) 高山住民課長。 ◎住民課長(高山真佐子君) 国民健康保険の加入者をそのように所得に分けて集計をしたり等はしておりません。申しわけありません。 ○議長(大西勇君) 末藤議員。 ◆14番(末藤省三君) 例えば、国保を滞納して、どうしても病院にかからなければならないと窓口に相談に来られたときに、対応としてはどのようにされるおつもりでしょうか。 ○議長(大西勇君) 高山住民課長。 ◎住民課長(高山真佐子君) 保険証が交付されていなくて受診できないことについてのお尋ねだと思いますが、国民健康保険法において被保険者証を渡さないということは禁止をされております。保険税滞納のために短期被保険者証や資格証となっている方は窓口交付としておりますので、役場に来ていただければ交付をしている状況です。納付相談等に来ていただいて、納付についてお約束いただく。そのときに幾らかでも納めていただければ、もちろんいただきますが、そうでなくても、例えば何週間後、何カ月後にはもう一度相談に行きますというようなお約束があれば保険証を交付しているという状況に、期限つきの短期証になりますが、交付しているという内容になります。 ○議長(大西勇君) 末藤議員。 ◆14番(末藤省三君) そういう状態で病院にもかかれないというのが反面ではあります。憲法25条で言うところの健康で文化的な生活、これがまともに解釈できるでしょうか、幾ら国の制度といえども。全国では、そういうふうにならないように窓口で、今言われた相談もさることながら、病院にかかってくださいと言うのが先決だと。納税が先じゃなくて、先決だと。命にかかわることもあるわけですから、これは優先すべきではないかなと思いますが、そういう話も当然出てきよる。だから一般の人たちは手おくれになることが、志免町では何件あるかわかりませんが、そういうことではいけないのではないかな。これが言うところの、先ほどからくどいようですけど、健康で文化的な生活なのかと聞きたいわけですけど、そこはどうなんでしょうか。そういう形で、じゃ、期限つきといいますか、まさか資格証明書を渡すちゅうことではないでしょうね。 ○議長(大西勇君) 高山住民課長。 ◎住民課長(高山真佐子君) 短期被保険者証や資格証をとりに来られていない方が、例えばですけれども、急に入院をされた場合等は、病院から国民健康保険の加入記録について問い合わせ等がございます。その場合には、こちらのほうから記号、番号等きちんと回答をしておりますので、それで病院にかかれないとかということはないと思って、保険適用になってあるのではないかなというふうに思っております。 ですので、こちらも国民健康保険に加入してある全世帯のことを考えますと、なかなか保険税だけでも賄えていない状況の中、苦しいながらもきちんと納めていただいてある世帯もございますので、公平性の立場から、納めていただくということはお約束をして短期の保険証をお渡しするとかという方法をとらせていただいているところです。 以上です。 ○議長(大西勇君) 末藤議員。 ◆14番(末藤省三君) 町長、国の制度といえども、住民の皆さんが病院にもかかれないというふうな状況が片方ではあるんですよ。憲法で言うところの健康で文化的な生活が果たしてできるのかと。されるのかと。ここを見たときに、やはりそこはそういう状況であるなら、納税証明もさることながら、そういうふうな形でわらをもすがる気持ちで窓口に来られるわけでしょ。病院ぐらいかからせたらどうですか。それが、志免町が言う健康で文化的な生活を営む権利を有するために来てあるんやから、素直に出されたらどうですか。どうです。 ○議長(大西勇君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 先ほどから住民課長がお答えしてますとおり、窓口に来られれば、短期証といいますか、そういうのは出しているという状況でございまして、また国民健康保険に加入されてる方は高齢者世帯が非常に多いわけでございまして、先ほどから全国の知事会のほうで提言がありましたように、財政支援、国のほうの財政責任をしっかりと、国が責任を持って支援していくということが国保の運営には非常に大きいものじゃないかなというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(大西勇君) 末藤議員。 ◆14番(末藤省三君) 最後に、福岡県に国保が移行されましたよね。そすと、全額納入しなければならないと。滞納があろうとなかろうと県にやらなければならないというて、どうしても取れない部分がありますよね、今言われるような状況がですね。これは志免町が支払うんですか。そこはどういうふうな系統になっとるんでしょうか。 ○議長(大西勇君) 高山住民課長。 ◎住民課長(高山真佐子君) 平成30年度から保険者の代表として都道府県、こちらでいえば福岡県が財政の責任主体ということになりまして、今まで私たち医療費を直接各自治体で払っていたわけですけれども、県がまとめて運営をしていくということになっておりますので、県が志免町、各自治体ですね、60市町村ありますので、60自治体に対しまして納付金を決定してまいります。ですので、その金額を、保険料が納付されようが滞納があっても、決められた納付金は期日までに納付しないといけないという状況になっております。 以上です。 ○議長(大西勇君) 末藤議員。 ◆14番(末藤省三君) そうしますと、先ほど滞納によって処分されるというのがありましたけど、ますますこれがひどくなってくるんじゃないでしょうか。きょうは時間がありませんので、そういうふうなことは次にまた移しますけど、きょうはこれだけで終わらせていただきたいと思います。 ○議長(大西勇君) 末藤議員の一般質問を終わります。 ただいまから休憩に入ります。再開は13時とします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~              休憩 午前11時56分              再開 午後1時00分            ~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(大西勇君) 休憩前に引き続き会議を再開します。 一般質問を続けます。 次に、11番古庄議員。質問時間30分です。 古庄議員。 ◆11番(古庄信一郎君) 11番古庄でございます。通告に従いまして一般質問を行います。 今年1月30日の西日本新聞の朝刊に、AIを活用して窓口業務の民間委託、九州の自治体、改革紹介という見出しで、1月16日に県庁で九州各地の首長、行政職員200人が参加をしてフォーラムが開催され、須恵町のAI活用による窓口業務の民間委託事業と、将来、志免町、宇美町等の連携委託との報道がなされました。 全く初耳のことで、これまで私も何年にわたってもPPPとかPFI、アウトソーシング、窓口外部発注とか外部委託、こういったことについて質疑をして提言をしてまいりました。近くでは、平成26年6月議会で、一般質問で池松課長が、当時は課長補佐だったんだけども、池松課長や住民課長や社会教育課長と議論をして、最後に、当時の町長はできることから始まると、進めると答弁されました。世利町長も当時は課長として町の幹部でいたわけでありまして、しかしその後全く進む傾向がなく、そのような中での今回の報道で、須恵町は昨年10月から住民票の発行業務など民間委託をしているとのことで、我々より先んじて実施した事実に直面して、本当に悔しい複雑な感情でありました。 きのうも二宮議員が、図書館の指定管理者制度の問題で、運用を過去からいろいろ提言していたけれど全く対応されてないと。で、きのう、私、その答弁を聞いて唖然としましたんですけど、施設の総合管理、そういう計画の中でこれを検討していくと。しかし、今はやっていないという答弁の後に、今度は第6次総合計画を立てるときに検討していくと。何という答弁なんか、これはと。怒り心頭の思いでありました。 そこで、そういう前段のお話としてこれから伺ってまいりますけども、まずこのフォーラムに志免町は誰か参加されたんですか。 ○議長(大西勇君) 高山住民課長。 ◎住民課長(高山真佐子君) このフォーラムには志免町からは参加しておりません。 ○議長(大西勇君) 古庄議員。 ◆11番(古庄信一郎君) ちょっと伺いますが、なぜあなたが答えるのかな。 ○議長(大西勇君) 高山住民課長。 ◎住民課長(高山真佐子君) 窓口の民間委託の件ですし、須恵町のほうも住民課長が説明をしてあるというところで、住民課の関連事業だと思っております。 ○議長(大西勇君) 古庄議員。 ◆11番(古庄信一郎君) 報道の内容についてどのように認識してありますか、お伺いいたします。 ○議長(大西勇君) 高山住民課長。マイクをもうちょっとつけて。 ◎住民課長(高山真佐子君) 私も、1月30日の朝にこの新聞記事を見ましたので、須恵町がどのような会議の場で発表されたのかと疑問に思いました。そこで、すぐに調べさせていただきますと、内閣府のホームページに、1月16日に行われた公共サービスイノベーション・プラットフォームin九州・沖縄の会議資料が掲載されておりました。その次第を確認しましたところ、4つの部門に分かれて先進的事例が紹介されたようでした。1つ目がAI・ICTを活用した業務改革についてで、都城市と苅田町が発表されてました。2つ目が窓口業務の委託についてで、須恵町と1つの株式会社。3つ目が自治体クラウドについてで、山口県周南市。4つ目が広域化・共同化についてで、熊本県荒尾市ほか2町となっておりました。 須恵町が出しておりました資料なんですけれども、総務省業務改革モデルプロジェクト、自治体連携業務改革アウトソーシング推進事業という資料を読ませていただきました。須恵町は、窓口の民間委託を平成30年10月から実施されており、またそれに合わせて窓口改修を計画されたということを認識したところです。 以上です。 ○議長(大西勇君) 古庄議員。 ◆11番(古庄信一郎君) 町長、どのように御理解されてますか。 ○議長(大西勇君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 今回の新聞報道を見まして私も困惑をいたしておるわけでございまして、この中に志免町、宇美町も共同でというふうな、今、実際には電算システム等の共同事業は行っておりますが、宇美町の町長とも話をしたわけでございますが、このことについて一切、私たちが一緒になって改革について取り組もうという話はしてなかったわけでございまして、この新聞報道を見て私もびっくり、困惑をしている状況でございます。 以上でございます。 ○議長(大西勇君) 古庄議員。 ◆11番(古庄信一郎君) じゃ、須恵町のほうから全くアプローチといいますか、そういうものはなかったということですか。 ○議長(大西勇君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 窓口改革について調査をしたいということで、調査は協力をしたということで住民課のほうから聞いておりますが、そのほかについては一切私のほうには何も話はございませんでした。 以上でございます。 ○議長(大西勇君) 古庄議員。 ◆11番(古庄信一郎君) じゃ、新聞報道の中の真意がどこにあるか、真実はどうなのか。正直言って、私も須恵町長のほうにヒアリングをいたしました、面談してね。これまでの経緯等も含めて話を聞きましたけど、それが真実かどうか私はわかりません。だから、それをあえて今ここでは言いませんけども、そういう中で、記事に載っております民間委託で、4,500円が民間事業者に委託すれば約1,600円で済むと、時給がね。時給といいますか、換算とか。それから、3町でやると年間経費は約2,100万円の減額とか、こんなこと新聞に載っとるわけですよね、既に。こういうことについてはどう御所見持っておられますか。全く関心ありませんか。 ○議長(大西勇君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) この金額は各自治体で違うわけでございまして、私ども検証するとこういう金額にはならないわけでございまして、当然民間委託も、以前には篠栗町が先行してされておりますが、そういう情報もいろんなことで聞き及んでおりますが、先ほど言いますように各自治体で内容が違うわけでございまして、この内容を精査しますと、今のとこ私どもにはそぐわないという判断をしたわけでございます。 以上でございます。
    ○議長(大西勇君) 古庄議員。 ◆11番(古庄信一郎君) この内容についてもヒアリングをさせていただきました。今おっしゃられるように、3町とも窓口の状況も違うし、電算の状況も違いましょうし、いろんな部分で、また臨時職員の方の数も違いましょうし、窓口でどういうふうに対応してるとか、いろいろ違うわけで、ここに載ってるように3町が一緒にどうのこうのちゅう部分については非常に問題があるかもしれないけれども、先ほど冒頭に私言いましたけども、窓口改革の中でアウトソーシングをずっと言い続けてきている私ども議会なり議員の立場として、お隣の町は住民票のアウトソーシング、AIを使った民間委託を10月からやってるんですよね、既に。 だから、議論するのは、3町で同一にやるというのは今できない可能性もあると、それぞれが違うんだから。しかし、単町でやるということに対して、須恵町がこんなことで既に先行したと。このことについてどうお考えですか。どういう感想を持たれていますか。 ○議長(大西勇君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 私も、須恵町、篠栗町の町長のほうからその内容についても話をよく伺っておりますが、業務改革といいますか、先ほど言いますように全くシステムが違う中で、民間委託というのも、本来からすると職員しかできないようなことが、委託になると個人には何も指導ができない。会社を通してじゃないとできないというふうなことでございますんで、非常にそういう面では難しい面が多いということで私どもは話しております。 ○議長(大西勇君) 古庄議員。 ◆11番(古庄信一郎君) この新聞報道も受け、実際にやってる須恵町に行って実情調査とか把握を、どなたか行かれましたか。 ○議長(大西勇君) 高山住民課長。 ◎住民課長(高山真佐子君) 10月に民間委託をされまして、さらに2月の3連休におきまして窓口改修をしてあるというのは聞いておりますが、まだそちらのほうに調査研究には行っておりません。近いうちに行かせていただきたいと思っております。 ○議長(大西勇君) 古庄議員。 ◆11番(古庄信一郎君) 住民票ということになれば、それは住民課ですよ。しかし、アウトソーシングというのは、過去からも私も言いましたし、東京のほうの自治体の例とか、同僚議員もみんな言ってますけども、きのうもそういう議論になりまして、何も住民課の窓口だけじゃないんですよね。図書館もそうですよ。社会教育課もそうですよ。いろんなところが、そしてアウトソーシングというのはそういう窓口以外のところで、まさかそこまでというような業務まで今はやられてきてるわけですよ。それは全てどういうことかというと、町の財政的な問題も含めて、これから将来に関してそういうところをしっかり研さんしながらやっていかなきゃいけないという時代になってきてるわけですよ。 須恵町で今回10月からやった中で、新聞に載っておりますように、こうありますけども、結局、何が一番すばらしいかと思ったら、窓口の、志免であれば住民課かな、職員を2人減らしたというんですね、とりあえず、職員をね。そして、そこの窓口に対応してた臨時職員の方、須恵は志免よりも少ないようですけども、そういうもので経費的な経済的なメリットというものを生み出してきたと。私も見ました、座っておられる方も。 こういう、すぐ、車で行ったら5分、10分ですよ。この6年も7年も10年もずっとアウトソーシングについて、同僚議員も含めて私たちがずっと言ってきてることを、隣の町では10月からやったと。なぜそこにすぐでも行ってね、実態を把握して調査しないんですかね。感覚的に私ね、全く信じられないんですよ。これ東京まで視察に行けというんじゃないんですよ。須恵町まで何分ですか、車でね、町長。 そういう所管ちゅうのは、行財政改革じゃないけど、中の働き方改革ちゅうのは所管どこなんですか、一体。それぞれのところがそれぞれ考えるんですか、住民票だったらあそこの所管だとかね。どうなんですか、そこは。 ○議長(大西勇君) 牛房総務課長。 ◎総務課長(牛房大和君) 議員おっしゃられるとおり、須恵町は先進的に業務委託とか、先進的なことをやられてるということは承知しております。それで、各課において、そういった業務の改善についてはそれぞれのところで考えておりますけども、一体的に組織を持ってるところは総務課でございますので、進めるに当たっては総務課がイニシアチブをとって進めていくべきだろうとは思っておりますが、そこまでは至っていないという状況でございます。 ○議長(大西勇君) 古庄議員。 ◆11番(古庄信一郎君) 26年のときの一般質問のお互いの議論、当時いました経営企画課長がるる答えられて、その一言一言ずっと読み返してみると、なるほどなと。その解釈といいますか、なぜアウトソーシングが先に進まないかということに対する答弁がありましたけど、先ほど町長ちょっと言われたけど、全くそこから脱出されてない。全くですよ。 何度も言いますけど、もし志免町でできるなら、お隣でやってるなら、須恵町は消防議会で熊本市に視察に行って、そこのところですばらしい経営コンサルタントもやってる、いろんなそういうものも勉強しながら、その中でそのアイデアといいますかね、そういうものを感じて、そして交渉していろいろやって、最終的には10月からやったと。これ今、次にどう広がっていくかということは注目しますけどね。 私、何言いたいかといったら、これが、私ども議会なり議員なり同僚が過去全く何も触れてなかったら言いません。何年間言い続けてきましたか。全く進んでいない。そして、お隣の町がこういうことでスタートしたという、こういう現実を捉えて非常に悔しいんですよ。 そのことを申し上げて、次にも書いてますけども、昨年の3月議会で窓口改革と称して約7,000万円の予算が上程されました。提案が唐突で資料の不備、窓口改革ではなく職員の職場環境改革かということで多くの批判の声が出て、予算から削除をいたしました。あれから1年、何の議論もないのではないかと思いますが、昨年の3月の窓口改革というものも今回の新聞報道と同じなんですね。で、今回の新聞報道で須恵がやってるよと。やったと。 今回の新聞報道も受けて、昨年の3月で町長のほうから出してこられた窓口改革というものについて、その後、お答えできる範囲でいいですから、どのように考え、どのような今進捗といいますか、考えを持って進めておられるのか。全く考えておられないのか。そのあたりを支障がない限りでお答えいただければと思います。 ○議長(大西勇君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 昨年の3月に、窓口改革ということで今御指摘のとおり予算要求をしまして、今言われますようなことで削除という形になりました。その後、総務課ともいろんな話をする中で、今御指摘のとおり、窓口というよりも、もちろん窓口はやるわけでございますが、職員体系のことも一緒になって含めたわけでございまして、本当の窓口改革を真剣にもうちょっと考えてみろという議論の中で話し合いをし、できればまたそういう提案をお願いしたいという思いでございまして、その辺はしっかりと総務課との打ち合わせをしたところでございます。 以上でございます。 ○議長(大西勇君) 古庄議員。 ◆11番(古庄信一郎君) 須恵町が10月に先ほど言ったことがスタートしたというのは、そういう思いを持って、組織の中でそういう検討の部署つくったんですよ。そこでやり始めたんですよ、検討しながら。今のお話聞くと、総務課で中心になって。ちょっと1つだけね、志免町の役場庁舎等活用検討委員会というのがありますよね。ありますよね。ここは、庁舎ほか全施設の有効活用を考えるということが目的で、規則、規約もつくられて決められとんですよね。委員長は総務課長補佐。これ何回かやったことあるんですか。 ○議長(大西勇君) 牛房総務課長。 ◎総務課長(牛房大和君) 庁舎検討委員会のことをおっしゃられると思いますけども、これ数年前、配置をどこに持っていくかというふうなところの協議をする中で会議は開かせていただいておりますが、その後につきましては一旦落ちついておりますので、その開催はあっておりません。 ○議長(大西勇君) 古庄議員。 ◆11番(古庄信一郎君) 先ほど、須恵町がそういう窓口改革といいますか、それから人員配置の問題とかそういうものを、一つしっかり目標を持ってそういう組織をつくって、その結果、10月からスタートしてる部分もあります。志免町にも、当時これをつくられたいきさつも私も覚えてますよ。しかし、それで終わってね、本来なら、こういうものがあるならば、先ほどのアウトソーシングも含めながらどうあるべきかということをね、庁舎内の中の職員のこういう、どちらかというと課長補佐さんが委員長さんですから、課長以外のもう少し斬新な意見を持っておられる方たちだろうと思うけど、そういう人たちの中でこういうことをやればいいんですよ。 私、須恵町の話、今してますけど、何もトップダウンで、あそこが町長が新しくなって、平松町長が下からばんと言ってやってる、そういう部分もあるかもしれん。だけど、組織の中でそういうものをやろうという意識になればやれるじゃないですか、こういう委員会までつくっておられるんだから。ぜひ、そのことはきょうは言いません、これからそういうこともまたやっていかれるべきだろうというふうに思います。 それで、AI活用窓口業務民間委託と。これは町長、どんなに志免町ができる、できるいうても、世の中もう進んでるんですね、そんなにね。いろんな部分で、AIを活用しながらということは。これはうちはできませんよとか、こんなこと言うような時代じゃないんですよ。で、これ聞くと酷かもしれないけれども、AI活用窓口業務民間委託のメリット、デメリットを聞こうと思ったけど、答えられんでしょうね。どなたか答えていただけますか、理解をされてる範囲でいいですから。 ○議長(大西勇君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) この新聞に載ってます、今言われますAI活用は非常に大事なことだろうというふうに認識はしておりまして、新聞報道にありますAI活用、窓口業務の民間委託というのは、AI活用と窓口の民間委託とは全く違う話でございまして、窓口をAIということではなくて、AIを活用した先進地の事例、それから窓口の民間委託という話でございまして、当然、AI活用については私どもも調査研究を今してるとこでございます。 以上でございます。 ○議長(大西勇君) メリット、デメリットについてやろ。 古庄議員。 ◆11番(古庄信一郎君) 町長、ちょっと認識が違うんだけど、須恵町でもAIのプログラムほか、民間業者がそれをもって、そして住民票の受け付け、処理。そういうものも含めて、行かれたらわかると思いますけど、女性が3人ぐらいおって、その前にはちゃんとした所管がいる。そういう議論を、今具体的なことをするつもりはないけども、AIを活用したアウトソーシングというかね、民間委託。これのメリット、デメリットって私、今聞いたんだけど、その答えはないのかな、どなたも。理解なしか。 ○議長(大西勇君) 牛房総務課長。 ◎総務課長(牛房大和君) AIを活用した業務ということでのメリットでございますけども、メリットといたしましては、職員が行っていたものを機械が代替するというようなところで職員の負担の軽減になったり、人事管理や労務管理についての軽減も図られるんではないかというふうなところを思っております。一方、デメリットといたしましては、AIを導入するに当たっては経費がかかるんじゃなかろうかと思われるところで、経費の増がデメリットになるんじゃないかというところを思っております。 先ほど、町長も申し上げましたけども、これからAIの活用はどんどん進んでいくと思っておりますので、今後、業務を推進するに当たりましては、AIの可能性や効果などを検討する必要が出てくるというふうなところで認識をいたしております。 ○議長(大西勇君) 古庄議員。 ◆11番(古庄信一郎君) 今の段階でメリット、デメリットをここで議論をしっかりするつもりはありませんけども、先ほどから何度も言いますように、窓口改革という、昨年3月出してこられた。私は、あれは職員の働く職場改革で、丸いテーブルつくったらいいとか、私はそういうことではないんじゃないかと。こういう今、時代の先端、また各自治体や全国的に、窓口とかいろんなところを民間委託をして経費削減につなげていこうとか、いろんなそういう流れの動きがある中で、こういうことをしっかりと精査しながら進めていくということが私は窓口改革だと思ってるんですよ。 カウンターをきれいにしたり、職員が座るデスクを丸にしたりとか、それはそれも大事かもしれん。だけど、もっと違う意味での窓口改革、業務改革、もしくは人件費の抑制とかいろんな部分も含めていくわけですから、ぜひ、きょうはもうこれ以上やりませんので、先ほどから少し言いましたが、今後、AIを活用した民間委託、アウトソーシングについても、住民課だけじゃなくて、これ今どっか全然関係ないやって聞いてる課長さんおるかもしれん。みんな窓口があるわけですよね。自分のところの問題としてひとつ考えていただきたいということをお願いをしときます。 次に、世利町長が町政をつかさどられてこの4年間、私も16回の本議会で全て一般質問させていただいて、30項目弱ぐらいの項目について町長と議論をさせていただきました。このメンバーによる議会が今議会で最後になりますし、そういう中で、私も少し曖昧な点とか、どうなってるのかなとか、そういう部分の項目について、たくさんありますけども、時間の関係上、幾つか上げて伺っていきたいというふうに思っております。時間の関係で、的確にひとつお答えをいただきたいというふうに思います。 まず、公民館の建てかえ問題について、これも何度となく議論してまいりました。その中で、私は、公民館の建設というのはそれぞれの公民館の建設の歴史があって、そのときそのときに、例えば町長さんが選挙で公約を上げて、ただで建ててあげるよと言ったり、地元負担でお金を出しなさいと言ったり、いろんなことで規約とか規則も変えられて、いろんな要素を持って建てられてきた公民館なんですよ。だから、私、何度も言うけども、そういう公民館ですから、ぜひそれぞれの地区の公民館の館長さんやないですけども、町内会さんとよく協議しながらシミュレーションつくってくださいよと。計画をつくってくださいと。 これは、昨年の6月で私のほうから、町内会長や大学の識者やら加えて審議会を立ち上げてやったらどうだと申し上げたら、町長は、そういう対応が必要だと。議会が終わり、そのようなことを話し合いながら進めると答弁をされました。どのように進められたんでしょうか。 ○議長(大西勇君) 前田社会教育課長。 ◎社会教育課長(前田憲一郎君) 公民館建てかえ問題につきましては、平成28年3月定例会と平成30年6月定例会とで古庄議員より一般質問が出ました。 志免町地域共同利用施設等の整備に関する規程第3条2項では、建てかえについては、おおむね木造30年、鉄筋コンクリートづくり50年を経過したものを対象とし、予算の範囲内で行うものとするとしております。また、同3条1項は増改築、補修についての条項であり、この基準に基づいて屋根や外壁等のメンテナンスを必要に応じて実施しており、できるだけ長期間使用していただけるよう努めております。 本町では、志免町公共施設等総合管理計画を平成28年9月に作成いたしました。現在は、今後どのような修理、建てかえを行っていくのかの個別施設計画を立てていく段階に入っておるところでございます。先ほどお尋ねがありました審議会等は、いまだ立ち上げるに至っておりません。 以上でございます。              (11番古庄信一郎君「町長、いいんですか、今ので」と呼ぶ) ○議長(大西勇君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 議員が言われますように、公民館は地域のコミュニティーの最たるものだというふうに思っております。今、社会教育課長が申し上げますように、30の公民館、集会所があるわけでございまして、経年劣化、経年といいますか、条例では30年、50年といううたいをしておる中で、総合管理計画が策定をされまして、今、課長が言いますように個別計画に入っているわけでございまして、特に公民館は個別計画の最たるもんだろうというふうに思っております。地域の方々のいろんな公民館活動、社会教育活動の拠点としての公民館のあり方を今後も個別計画の中にしっかり反映できればというふうに思っております。 今言われますように、有識者を含めた今後の計画等は、今、課長が申し上げますとおり、今のところ進んでいない状況でございます。 以上でございます。 ○議長(大西勇君) 古庄議員。 ◆11番(古庄信一郎君) もうきょうはこれ以上言いませんけど、町長ね、何を言ってきてたということは全く理解されとらんですよ。どんなに心配をして一生懸命何年も前から言ってるかと。課長が答弁するのは、あれは条例に決まったとおりですよ。 公民館の施設は、さっき言いましたよ、そのときそのときによって考え方が違って建ててきたんだ。あるところは何百万円も金を出したんだと。あるところは全て無償で建てられましたとか、いろんな問題があるわけでしょうが。そういうものを一つ一つ丁寧に町内会と協議をしながら、理解を求めながらやっていかないと、この前、いつですかね、聞いたところによると、公民館の統廃合までうたってるところがありますよね、これからの管理計画の中で。必要があれば公民館は、2カ所ぐらいを合わせて1カ所にするとか、そういうことをうたってますよ。全く乱暴な発想で、だから私が言ってるのは、そういうことで問題が必ず起こりますから、少し時間をかけながらそういうものをヒアリングを通しながらスケジュールを立てて、一つの到着点といいますかな、みんなが合意できるようなそういうものをつくっていかなきゃいけんと言ってんですよ。それじゃなかったら、どうぞおやりください、強制的に、これでいくっつって。大変なことが起こりますよ、そりゃ。公平という問題から考えたら全く通らなくなってきますよ、それぞれの地域の公民館の皆さんの言い分もあるでしょうから。ぜひね、話し合いながら進めると言われたんだから、やっていただきたいなと、こう思います。 次に、歴史資料館について、これも何回も聞いてますけど、28年9月で町長が、文化財が分散してる状況で非常に寂しいと憂えられておりました。これもまた先ほどと一緒で、歴史資料館建てるっつったって、いろんな声もあり、いろんな考えもある。そのときのまた状況もあるだろう。だから、町長がもしそういう熱い思いがあるならば、前回課長の答弁では、竪坑櫓の修復が終わって、その後こういう声を聞いてどうのこうの。そうじゃなくて、一つの思いとしてそういうものを打ち出されて、歴史資料館なんちゅうのはいろんな考え方があるんですよ。きのう、二宮議員が言われたけど、私も前から何度も言うけど、全国にはいろんな歴史資料館がありますよと。図書館と併用して図書館にしてるところの歴史資料館とか、あるところでは地域の公民館として建てて、その上に行政の図書館をつくるとか、いろんなところがありますよ、いろんなところがね。学校給食の発祥のところでは給食館をつくってますよ。学校給食の歴史。昭和二十何年かね、それから始まった。そういうところに図書館もつくってますよ。で、歴史の資料館もつくる。 だから、日本中そういうものはあるから、そういうものを研究しながらこういうふうなということをやっていかないと、そういう思いの中でいったら、そのうちは課長たちみんなおらんかもしらんけど、そのときにどういう人たちがどういう思いを持ってやっていくのかと。だから、町長のその思いがあるなら、そういう部分ではそういうもののシミュレーションといいますかね、計画というかな、そういうものをつくられていくべきじゃないかなと思いますが、町長どうですか。 ○議長(大西勇君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 歴史資料館につきましては、私も古庄議員と同じ考えでございます。常々、幹部会議の中では、歴史資料館はぜひつくりたいという思いは伝えております。社会教育課長が申しますとおり、いろんな意味で今、町も財政的に大きなお金が出てる状況の中で、検討していきながら、今言われます図書館の問題等も含めて、先進地等もあるわけでございますんでですね。思いは議員と同じでございまして、ぜひ歴史資料館については前向きにやっていきたいという思いはございます。 以上でございます。 ○議長(大西勇君) 古庄議員。 ◆11番(古庄信一郎君) そのときも私言いましたけど、例えば隣の須恵町なんかでも歴史資料館が満杯なんですよね。そして、そういう歴史ある宝が、もう保管に大変なんですよね。そして、私もしょっちゅう言ったりするんですよ。じゃ、歴史のそういうものを倉庫つくろうじゃないかと、3町なら3町みんなの。その上に志免町の歴史資料室とか資料館をつくってとか、いろんなことを考えりゃいいんですよね。そういうことを申し上げて、きょう時間がありませんから、いろんなことはまた提言もしますけどね。 次に、地方創生事業、これもまた国も大変な思いで今あれですけども、私はこの地方創生事業ちゅうのは大変大事なことであるし、ひとつ戦略的チームをつくってやるべきじゃないかということを申し上げたら、町長は、戦略的チームが必要になってくると。人員的な配置も含め、民間としっかり連携を進めると。こう御答弁をいただきました、29年の9月議会で。その後、戦略的なチームなんてのはできたんですかね。 ○議長(大西勇君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 今、地方創生につきましては、30年の、昨年の3月の議会で全員協議会で報告をさせていただきました。端的に言いますと、本当に進んでない。大変申しわけないんですが、地方創生の取り組みが、御指摘のとおり、甘いと言われれば甘い。そういう意味では、地方創生を取り組んだ後の先のことも職員といろいろ話しながら進めてるわけでございますが、本当にこれといったそういうものに対して、これにそぐうのか、そぐわないのかという議論の中で非常に難しい面が、一つ一つ課題があるわけでございまして、地方創生も始まってもうたつわけでございますんで、しっかり取り組みはしなくちゃいけないという認識はございますが、今のところ進んでないというのが現状でございます。 ○議長(大西勇君) 古庄議員。 ◆11番(古庄信一郎君) よその事例とか、いろんなものを紹介しながら議論もしてきました。余りお隣の町のことを褒めるのも悔しい限りだけど、お隣の町も須恵中央駅の前に、企業育成やないけれども、しっかりとそういうものを建てられて、悔しいのは、志免町さん、一緒に来てここでやってくださいと言われるんですよ。悔しいですよ。何でよその町の人たちからそういうことで、あれも地方創生ですよ、物の考え方としてね。戦略的なチームをつくってやっていただきたいちゅうのは、所管が経営企画課で、彼らのところの部署だけでこれ前に進むはずがないと最初から申し上げてきた。本当に取り組むならば、そういう戦略的なチームもつくって、須恵町に負けんぐらい考えてやらなきゃいかんのじゃないのかなというふうに思います。 最後に上げてるのが、福祉巡回バスの見直しということを上げてますけど、これはきのう同僚議員もいろいろ質問いたしました。私もいろいろと聞くつもりはありません。ただ、1つだけお伺いしますけども、あのときに私が福祉巡回バスの件について質問したのは、県の交通ビジョン2017というので、先ほどのAIを使った窓口改革じゃないですけど、これもまた県がね、当時議論したときは県が勝手にやったとかね。でも、これも須恵町と志免町との行政の持ってるバスをつなごうと。これに県は補助金を出して実現していこうという、こういう県交通ビジョン2017でうたわれました。これその後どうなったんですか。ちょっとお伺いします。 ○議長(大西勇君) 池松経営企画課長。 ◎経営企画課長(池松貴恵君) 須恵町のほうはコミュニティーバス、志免町のほうは福祉バスということの関係もありまして、志免町のほうでは福祉バスをコミュニティーバスのほうに変更するということに関して担当と協議を少しいたしましたけれども、コミュニティーバスにするのは、今あります民間事業者のバスの路線等がなくなってしまうような可能性なども秘めておりますので、そのあたりもう少し慎重に考えるべきじゃないかということで、そういう問題、コミュニティーバスと福祉バスという違いがありますので、そのことについて須恵町との間で協議を行ったことは今のところございません。ただし、須恵町さんのほうはそういう思いがまだあるということを担当のほうから少し伺ったことはあります。 ○議長(大西勇君) 古庄議員。 ◆11番(古庄信一郎君) そういうお答えを私も聞こうと思わなかったんですよ。結局、これが今どうなってんのかと。つまり、2017ということで、県がこれ打ち上げたわけでしょう。私たちも知らない部分があるわけで、こういうことがあったらどうやろうと。補助金も出しましょうねと。新聞載ってましたよ。で、先ほどのAIの部分もそうですよ。こういうのも含めて、言葉悪いけども、これ県はパフォーマンスでこんなことを唱え上げてんですかね、どんどんどんどんね。何を言いたいかといったら、その後どうなって、この事業、県交通ビジョン2017の中でうたわれてるこういうことが今。もうそういうのやめたとかね、県が。しませんとかね。どうなってるのかちゅうことを今僕は聞いてるんです。 ○議長(大西勇君) 池松経営企画課長。 ◎経営企画課長(池松貴恵君) 当時、新聞に報道されましたのは、県が、例えばこういう路線があるが、まだ検討課題で、こういうふうに方針としてそれをやるって決まったわけではないもので、こういう路線について対象になるのではないかと考えてる。その程度のものが新聞紙上では、やりますよ、この4つのものについてというような報道になっていただけでありまして、県のほうにその新聞が出た当時、報道があった当時にすぐ問い合わせましたところ、自分たちもそういう思いで言ったわけではないというふうな御回答をいただきましたし、ほかの残りの3つの区分のところにつきましてもそういう状況でございました。 一応、県の補助の制度は、そういうものを補助制度として予算計上するというのはありましたけれども、それに対してもう少しきちんとした県からの提案があったわけでも、うちや須恵町からの提案があったわけでも全くありませんでしたので、その話については、特に須恵、志免に関しては進んでない、手を挙げてないということになります。 ○議長(大西勇君) 古庄議員。 ◆11番(古庄信一郎君) 言葉は悪いですけど、今の答弁ではっきりわかるんですよ。私たちが何を今求めてるかって、町長。いいですか。県に確認されたちゅうのは、一般質問の後、それされたかもしらん、どういうことかとかね。新聞に載った後にどうかとか。でも、この2017にあれだけのことが、マスコミが取り上げたにしても、町として、じゃ、これ進めていこうと。どうやったら進められるのかと。県はどうしてこれを進めてくれるかとか、そういうアプローチというのはないんでしょ。つまり、聞いただけでね。 さっきからずっと議論をしてますけども、先ほどのアウトソーシングも含めてそうですよ。全てそういう感覚でしょ。前に進めるということはどういうことですかと。じゃ、どなたか県に行って、この2017についていろいろ中を勉強し、そして最後は、言葉悪いですよ、こんなことを、私たちができんようなことを県が勝手に打ち上げるなと。議会の中で紛糾して、地方自治としては大変なことだっていうぐらいのことを言ったらどうですか、もしおかしかったらね。町長、そう思われませんか。だから、全てのことがこういうことなんです。 ○議長(大西勇君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 広域連携事業の一環だというふうに思います。大変いい話だとは思いますが、志免町の中で福祉バスが須恵町との広域、須恵町からは要請があるみたいと聞いておりますが、志免町の方がどれだけ須恵町を希望されるのか、今言われるように実態調査とか、そういったものをしっかりしなくちゃいけなかったというふうな思いでございまして、実際のとこ、そういった実態調査を行ってないわけでございますんで、今言われます広域連携についてはいろんな意味で取り組まなくちゃいけない事業でございますんで、そういったことも含めてまた庁舎内でしっかり議論をしていきたいというふうに思います。 ○議長(大西勇君) 古庄議員。 ◆11番(古庄信一郎君) 少し議論の本質がね、須恵と志免のバスがいいか悪いかということを私今議論しとんじゃないんですよ。それがいいか、ニーズに合ってるかとか、町民の皆さんのニーズなのかとか、そういうことを言ってるわけじゃないんです。先ほどから何度も言いますけど、そういう何かいいものが打ち上げられたならば、また情報があったならば、それについてしっかりと、町民のためになる政策であるならば、もっとしっかりそれに食いついていって、研究して入っていくというような、そういう感覚に全てになっていただきたいなという思いで、バスの件だけで今議論しとるわけじゃないんですよ。それがニーズに合うかどうかって、そんなことを今やっとるわけじゃないんです。こちらの方ばっかり言ってるけど、こちらの方もそうですけど、そういう思いを持ってそういうものを捉えて見ていただきたいということをお願いをしとるわけです。 これからの地方自治の中で大変な部分がありますよ。職員の皆さんもこれだけの人数の中で相当な重量をやっていかなきゃ。大変なことはわかります。わかるけども、それを理由にしちゃいけない。そして、よそでそういうものが上がったならば、私、かみついてほしいと、そういうものにね。この前、課長にも言ったけど、政策的にうまくいってるところちゅうのは、極端なこと言えば、職員が二、三人、2カ月に1回ぐらい東京行って、官庁回って、今どんな予算があるのかとか、どういう政策があるのとか、どんなん考えてるとか、情報を集めるとかね。首長さんもそういう人がおる自治体は大変よくなっていきますよ。 これ以上言いませんが、もう時間がなくなりましたので、この4年間、世利町長と大変議論をしてまいりましたけども、何度も言いますけれども、議員さんも町民の負託を受けた二元代表制の一方ですから、そこでたくさんの提案なりいろんな意見を言われてある。ぜひ、そういうものを真摯に受けとめていただいて、右から左に流しとっちゃ、これは議会なんか要りませんから、真摯に受けとめていただいて町政をやっていただきたいというふうなことをお願いしときます。 最後に、これで今期議会の一般質問、私はたまたま最後になります。最終日に議長のほうから謝辞もあると思いますけど、毎回私も申し上げてるけども、今回、山内都市整備課長が退職なさいますんで、心からお疲れさまでした、ありがとうございましたということを申し上げときます。 それとまた、この4年間、真摯に一般質問に対して議論していただきました皆さんにお礼を申し上げまして、私の一般質問を終わります。 ○議長(大西勇君) 古庄議員の一般質問を終わります。 以上で本日の日程は全部終了しました。 本日はこれで散会します。            ~~~~~~~~~~~~~~~~              散会 午後1時52分...